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2016年10月16日 (日) | Edit |
よっつ屋根の下 / 大崎 梢



勤め先の大病院の不祥事隠蔽を批判し、犬吠の地方病院に飛ばされた父。製薬会社に関係の深い実家を気にして、父についていこうとしない母。ぼくと妹は、それぞれ別のほうについていくことにした……。

父・母・息子・娘、それぞれの語りでの連作短編集です。
まだ小学6年生の息子・フミはよく父についていったものだと感心しました。フミの語りで始まったので、こんなに父と息子はこっちに来てほしがっているのに、どうして母は頑なに東京を離れないのか?その気持ちが理解できませんでした。ですが、母の語りを読むと、う~ん、こちらは娘としての確執があるのかぁ~と……。
父・滋の一途さに驚きました。華奈を追いかけて東京に行くなんて…そして、こんなに長い間離れて暮らしていても、浮気もしないし…ステキな人です。
そして子供たちがホントにいい子たちです。
みんな、それぞれが家族と一緒に暮らしたいと思っているけれど、それぞれ譲れないものがあって…。
離れて暮らすことになり、それぞれが家族のことで迷ったり悩んだりし続ける。
てっきりラストは四人一緒に暮らすのかと思いきや……読み進めるほどに年数がどんどん過ぎていきました。こんな家族の在り方もあるのですね。ラストも良かったです(´▽`)


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