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2015年08月16日 (日) | Edit |
きいろいゾウ / 西 加奈子



少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が田舎の村にやってきた。ツマ、ムコさんと呼び合う、仲のよいふたりだった。

前半ずっと、田舎の日常の物語なんだなと、自然とゆっくりペースで読んでいました。
ほのぼのと読んでいたら、まさかの急展開で驚き、後半は一気に読み進みました。

大地くんの「恥をかく可能性とか、恥ずかしいことがどんどん増えていく、それが嫌なんだ。怖いんだ
こんな気持ち、若い頃の私も持っていたことがあったなぁと思い出しました。
生きていくには、どうしてもそれらを避けるわけにはいかないんだなぁ~と、どこかで開き直ったような気がします。

この物語には、様々な夫婦が登場します。夫婦って、それぞれの形があるんだなぁと改めて思います。
どんな夫婦でも、二人にしか分からない過去や、複雑な思いがあったりするものなのだと感じました。

気になるのは、ツマさんはムコさんの日記を読んでいたのか……?です。
ツマさんは小説の中では読んでる様子もないですし、書斎に入ることすら出来ない描写もあるのに、日記にはモノが貼り付けられています…どういうことでしょう?
読んではないけど、無意識に貼り付けたりしているのかな?
その頃のツマさんは不安定な状態でしたし……う~ん(ーー;)

メルヘンのようで、重苦しかったり、ちょっと独特な内容ですが、もう一度読み返したくなるような物語です。



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