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2015年05月07日 (木) | Edit |
窓の向こうのガーシュウィン / 宮下奈都



佐古は未熟児として生まれ、ばらばらの父母のもと、いつも「自分には何かが足りない」と感じ、人とうまく話すことができなくて、息をひそめてどうにか十九年やってきた。そんな佐古が、介護ヘルパー先の横江先生の家で額装の仕事を手伝うようになる。

最初の方で、読むのを挫折しかけましたが、隼が登場してから楽に読み進められました。
人の言葉をうまく聞き取れないというのは大変です。
私は何年か前に突発性難聴になり、人とのコミュニケーションが取りづらくなったことがあります。何回も聞き返せないし、積極的に会話にも参加しにくくなりました。病院で、薬を処方してもらい良くなりましたが、会話もテレビの音も聞き取れないし、色々と苦労したことを思い出しました。
佐古は横江先生の家では、耳が澄んで、ちゃんと聞き取ることができます。
自分に合った額装という仕事を手伝い始め、自分をそのまま受け入れてくれる人たちに出会い、ゆっくり変わっていきます。
宮下さんらしい作品だと思いました。


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