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2015年02月06日 (金) | Edit |
クローバー・レイン / 大崎 梢



大手出版社に勤める彰彦は、落ち目の作家の素晴らしい原稿を手にして、本にしたいと願う。けれど会社では企画にGOサインが出ず、彰彦は本を届けるために奔走する。

主人公・彰彦の生真面目な仕事ぶりと、何にでも真っ直ぐなところに好感をもちました。
編集者がいいと思った原稿でも、それを本にするには大変なんですね。色んな難関が…。
普段から、きちんとした仕事をしている彰彦だからこそ、らしくない強く熱い思いをみんなが受け入れて動いたのでしょう。
どんなに良い作品でも、本にして売らなければみんなに読んでもらえない。たしかにそうですね。
原稿をキープしたまま、本にしてもらえないことがあることも驚きました。その間は、他社に持っていくことも出来ないまま、埋もれてしまうこともあるなんて…。一部の有名作家さん以外は、厳しい現実ですね……。

若王子、編集長、他社の編集者・国木戸など、魅力的な登場人物が多く、ユーモアある会話がまた楽しいです。
他社の編集者とあんなに会ったりするんですね。

冒頭に登場した、彰彦に出版を断られた作家・倉田さんのことがずっと心配でしたが、再び登場し安心しました。

とても良かったです。
大崎さんの作品、もっと読みたいです!

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