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2015年01月11日 (日) | Edit |
プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズ Ⅱ
/ 榎田ユウリ




ゆったりと物語は進みます。

表題作の「プラスチックとふたつのキス」は、日下部貴史の登場でハラハラしました。
日下部先生に幸福行きを誘われた時、久留米が反対方向からでかい声で「魚住、おまえも来いよ」と呼んだ。久留米が呼んだから、日下部先生とは行けなかった。このエピソードが好きです。
久留米が、他愛もなく、魚住くんの両手を解放した場面も好きです。
なんだか、緊迫した場面も、久留米が登場すると全く空気が変わるんですよね。

「ハッピーバースデーⅠ」は、ちょっと泣きました。
誕生日がきて「おめでとう自分」と思えるようになった魚住くん…良かったね。

彼女のWine,彼のBeer」も好きです。
だって絶対死ぬんだから。そしたら、自分に嘘までついて、周りに合わせる必要なんてないよ
魚住くんがるみ子に言った言葉です。
最初はとんでもない女の子が登場してきたなぁと思いましたが、話が進むにつれてるみ子のことが好きになりました。
バカな女を演じることをやめ、そのままの自分で生きることを決めたるみ子に、すがすがしい気持ちになりました。
ラストで「意外でしょ?」と言うるみ子に「そうか?」と答え、自然に「教えてくれないか?」と言える久留米がいいですね。
こういう所が、モテるんでしょうね。さすが、あの魚住くんが好きになった男ですね。
酔っぱらった魚住くんが、久留米にからむ場面も面白かったです。
普段、あんな怒った口調をすることがないので、新鮮です。
このお話では、魚住くんが赤面する場面もあり、なかなか貴重ですね。

月下のレヴェランス」ではサリームが語ります。
知らなかったのでレヴェランスの意味を調べました。バレリーナたちが舞台で踊り終わった後に行うお辞儀のことだそうです。
なるほど!の題名ですね。

なんだか色々と考えさせられてしまう内容のお話が多く、苦しい場面もありますが、なんだかんだと魚住を放っておけない久留米に癒されました。
次巻、楽しみです☆


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