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2014年11月28日 (金) | Edit |
小森谷くんが決めたこと / 中村 航



「僕、お医者さんに、余命2ヶ月って言われたんですよ。でも生き残っちゃいましたけど。」 どこにでもいそうで、ちょっといない、小森谷真というごく普通の男子の実話をもとにした、30年近くに及ぶ半生の物語。

まずは、題名が気になりました。
小森谷くんは一体何を決めたんだろう?
それが知りたくて、この本を選びました。

想像していた内容とは違いましたが、小森谷くんの半生に引き込まれました。
小森谷くんは、ごく普通の男の子とありましたが、読んでみると小森谷くんは普通かな?と、ちょっと疑問に思います。
そして「普通」って何だろう?って、考えてしまいました。
小森谷くんは高校や大学はさぼりまくっていましたが、英会話や、映画の配給の仕事を学ぶスクールには、ローンを組んでまで勉強します。
「小森谷に仁義ナシ」で、他人の気持ちが分からなかった小森谷くんですが、働くことに関しては、生真面目すぎるくらいで、働きすぎなくらい働いてしまう。
高校生の時からバイトに精を出し、ブラックなバイトでは朦朧となるまで働き続けます。
人間て、色んな面があるなぁ~と、改めて思いました。
真面目な面もあり、不真面目な面もあり、こだわる所と、全くこだわらない所があったりして…一人の人間のことを一概にこんな人って決めつけられないですね。

小説の中に、作者や編集者が登場するのが面白かったです。
この、茫漠とした編集者も実在の人物なのでしょうか?
中村さんの作品、初読みでしたが、とても丁寧な文章で読みやすかったです。他の作品も読んでみたいです。

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