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2014年11月23日 (日) | Edit |
ぼくらの七日間戦争 / 宗田 理



明日から夏休みという日、東京下町にある中学校の1年2組男子全員が姿を消した。彼らは廃工場に立てこもり、ここを解放区として、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していた。

有名な小説ですが、初めて読みました。
初版は1985年です。30年近く前の作品ですが、子どもの本質は変わってないので、意外と違和感なく読めました。
今とは違い、携帯もない時代背景が面白かったです。学生運動とか日大全共闘とかは、ちょっと世代が違うので分からなかったです。

読み始めてみると、登場人物が多いので名前を覚えるのが大変でした。
最初に登場人物がまとめて紹介されているので、名前が出るたびに、このページを確認しながら読み進めていきました。
とても助かりましたが、宇野くんの所などは「たくましく成長する」とか、佐竹くんは「仲間を助ける」なども書いてあり、このネタバレがなければもっと良かったのですが…。

宗田さんが2007年に書いた「あとがき」が印象に残りました。
いまや競争に勝つことしか頭になく、子どもたちまでも受験戦争に追い込む。そんな時代になった。
これで子どもたちは幸せになれると、本気で信じているのだろうか。
あの当時からさらに二十年経った。だが、子どもたちの生活は幸せになるどころか、いっそう不安な世の中になってしまった。 

中学1年の息子の同級生の中には、部活を終えてから、塾で10時過ぎまで勉強し、それから家に帰り、さらに部活の朝練がある子も多いです。
今の時代は、それが特別なことではないようです。
本人が好きでしているのならいいと思うのですが、睡眠時間も短いだろうし、大変そうです。ムリしすぎてないのかなぁ~と、心配になったりします。
そんな生活に疲れていたり、限界を感じている子供たちに、この本を読んでほしいです。
この本は子供たちの本です。子どもたちが楽しめる本です。
私も中学生の頃に読みたかったなぁ~と、つくづく思います。

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