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2014年07月04日 (金) | Edit |
門 / 夏目漱石



「三四郎」「それから」「門」の三部作、読み終わりました~(´▽`)

「それから」の終わり方が、あんなだったのと、「」という、題名が少し恐ろしいような雰囲気があったので、不安を感じながら読み始めました。
けれど物語は、何もかもが終わった後の、宗助と御米の静かで質素な淡々とした日常が語られています。
二人は色々なモノを失い、希望を持たず、何かあっても「仕方がない」という、諦め感が漂う生活をしています。
心の奥底では常に罪悪感を抱えており、二人を苦しめています。
けれど、後悔しているわけではありません。仕方がなかったのです。
お互いが大事で、それを手に入れた二人は、それ以上を望んでいません。
二人のささやかな生活を大切にしながら暮らしています。
じんわりと心が温かくなるような作品で、とても良かったです。

素晴らしい三部作でした。
この時代の生活や、世間の考え方など、今とは随分と違う様子も読んでいて面白いです。

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