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2017年04月30日 (日) | Edit |
その手をにぎりたい / 柚木 麻子



80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。

バブル時代、東京は狂ってたんだなぁ。
一ノ瀬が結婚したあたりから、時代と共に青子は変わっていきます。
青子はとにかくがむしゃらで、痛々しくなるほどです。けれど青子はたくましい。

ラストの方では、無口な一ノ瀬の気持ちなども分かって印象に残りました。
「ここにくるお客様の罪で、僕は生きているんです。」
それぞれが苦しい気持ちを抱いていたんだなぁ~と、切なくなりました。

「母はしばられていたんじゃなくて選びとった」
田舎に帰る選択を選んだことに安心しました。良いラストでした。


2017年04月28日 (金) | Edit |
原之内菊子の憂鬱なインタビュー
/ 大山 淳子




弁当屋の看板娘、おたふく顔の原之内菊子には特殊な能力がある。その顔を見た者は皆、”自分語り”が止まらなくなってしまうのだ。弱小編プロ「三巴企画」の戸部社長は、菊子の力に惚れ込み、インタビュアーとして採用する。

良かったです。東大卒で文学オタクの桐谷くんのキャラが好きです。
菊子はあれだけ、人の話を聞けるってすごいなぁ~。
みんな、あれだけ熱心に話すってことは、聞き流してるわけでもなさそうだし。
ちょっと不思議な話でした。それにしても、クニおばあちゃんの介護が12年なのは…長すぎるし、途中で気づきそうだけど…。
元気に動いてるので、夢か幽霊かと思いました(^▽^;)

途中、スクープの場面ではどうなることかと心配しましたが、大山さんの作品だからきっと大丈夫!と思いながら読み進んでいきました。
菊子と糸子の雰囲気が良かったので、てっきり桐谷と菊子がくっつくのかと思いきや、桜子が登場するし、菊子はやっぱり京介なのかな。それはそれでいいですね(´▽`)
続編、出てほしいなぁ。


2017年04月23日 (日) | Edit |
あずかりやさん / 大山 淳子



「一日百円で、どんなものでも預かります」。東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業する「あずかりやさん」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて「あるもの」を預けようとするのだが…。

とても良かったです。
店主やあずけに来た人、それぞれの人生に悲しい出来事もあるけれど、温かくて優しい作品です。
いつも落ち着いてる店主の人柄に癒されますね。
ですが、石鹸さんがどうなったのか心配で、どうもスッキリしない終わり方でした。
伏線も色々あったようなので、次巻で色々なことが繋がるのでしょうか。
早く続きが読みたいです!


2017年04月21日 (金) | Edit |
愛の蜜に酔え!/ 樋口 美沙緒



クロシジミチョウ出身で天涯孤独の里久は、クロオオアリ種の有賀家で世話になっている。次期王候補で片想いの人でもある綾人が病気と知り、治療のため星北学園に編入するが!?

里久は絶滅危惧種のクロシジミチョウで、クロオオアリの蟻酸をもらわないと生きていけません。
このシリーズ独特ですが「王」になるとか意味が分からず、手探りのまま読み進めていきました。
前半の里久は、綾人が冷たくなった理由が分からず辛くて寂しい思いをしてて、とても可哀想で健気すぎて…読んでると苦しくなりました。
綾人もグンタイアリの血のせいで怒りをコントロールすることが出来ず、気の毒です。その上、あの手紙…まさかですよね。
記憶を失くしてからの後半は、読みながらけっこう泣きました。記憶を消しちゃうくらい辛かったんだな~。
でも里久が安らかに過ごせるようになったので安心しました。
二人とも一途で、お互いのことが大好きなんですよね。
「愛の巣へ落ちろ!」の登場人物、ちっとも出てこないんだなぁ~と思ってたら、澄人だけがちょびっと登場しましたね。
このシリーズはイラストもステキだから嬉しいなぁ~(´▽`)
次の作品読むの、楽しみです!




2017年04月19日 (水) | Edit |
よろず占い処 陰陽屋狐の子守歌
/ 天野 頌子




シリーズ第9弾です。

瞬太ももう高校3年です。よくぞここまで進級できたなぁ~と感慨深いですが、卒業できるかも危ない状況…卒業しても、その後どうするのか、どうしたいのか、悩み中です。
睡眠時間がとっても長いし、勉強は苦手だし、記憶力もよくないし、手先は不器用だし、ホントにどうなるのかなぁ?
そして、ついに瞬太の生みの母が見つかった?と思ったらとんでもない場面で終わってしまいました。
ゆっくりとですが話はほんわか進んでいます。
次巻はもう少し進展するでしょうか?楽しみです。


2017年04月16日 (日) | Edit |
愛の巣へ落ちろ!/ 樋口美沙緒



ロウクラス種シジミチョウ科出身の翼は、テレビで颯爽とした姿を見て以来、ハイクラス種名家の御曹司で、タランチュラ出身の七雲澄也に憧れていた。一目彼に逢いたくて、澄也の通う星北学園に入学した翼だったが、開口一番「シジミチョウは嫌いだ」と冷たく切り捨てられてしまう。

擬人化チックファンタジーってどうなんだろう?と、一抹の不安を感じながら読み始めましたがすぐにはまってしまいました。
けっこうシリアスだったりしたのですが、楽しい場面も多いので読みやすいです。
翼がウブで素直なのが可愛く、澄也はオレ様なのに不器用だったり優しかったりとギャップがなかなか良かったです。
登場人物たちも多く、楽しいです。みんな個性的!
シリーズモノなのが嬉しいです。続き読むの楽しみだなぁ(´▽`)


2017年04月13日 (木) | Edit |
これは経費で落ちません!
~経理部の森若さん~
/ 青木 祐子




森若沙名子、27歳、彼氏なし。入社以来、経理一筋。きっちりとした労働と、適正な給料。過剰なものも足りないものもない、完璧な生活をおくっている、はずだった。

主人公の森若さん、すごく好感が持てます。
経理が主人公のお話は初めて読んだので新鮮でした。
天天コーポレーションで働く人たちは、個性的な人たちがたくさんで人間模様も面白いです。
いい人なのか、悪い人なのか…決めつけられない複雑さもリアルで良いです。
太陽くんとの、その後はどんな感じなのでしょう?
とても面白かったので、続きがあるのが嬉しいです。早く読みたいなぁ~☆


2017年04月11日 (火) | Edit |
女の人差し指 / 向田 邦子



このエッセイ集はとても軽快な文章です。流れるように、つらつらと思うがまま書かれているようです。
日常のお話、放送作家になったエピソード、ホームドラマの裏話や、食べ物のこと、旅のお話など様々なことが書かれていて、向田さんの飾らないさばさばした人柄がよく伝わります。バイタリティーに溢れてますね。
その時代の背景や暮らしも興味深いです。
向田さんのエッセイはユーモアがあって楽しいですね。


2017年04月09日 (日) | Edit |
抱かれたい男1位に脅されています。4巻
/ 桜日 梯子




とうとうパパラッチ編に突入してしまいました。
なんてことでしょう!でも、枯れ気味のカメラマンは悪い人じゃなさそう…!
卯坂さんのキーホルダーの場面好きです。「俺のです」ってかっこいいなぁ。
高人の性格よく分かってるみたいで、優しい。こんな人がそばに居てくれるのは安心ですね。
今回、表紙の高人の髪型がいまいちだなぁ~と思ったのは私だけでしょうか?
チュン太を信じています。次巻、早く読みたいなぁ~。

「ネトラレトライアングル」では星悟の妹が初登場です。そして、いつもと雰囲気の違う優也が見れました!
会長は相変わらずかわいいです(´▽`)


2017年04月06日 (木) | Edit |
オトナのたしなみ / 柴門ふみ



エッセイ集です。
読みやすいのでスイスイとページを捲っていました。
おばさんなら、大抵の人が納得したり共感したりしてるのではないでしょうか。ママ友とのお付き合いや、お誘いの上手な断り方など、参考になることも多いです。

「贈り物の憂鬱」では、「人からもらって嬉しくないものがじつにたくさんある」と、言いにくいことをさらりと書いています。贈り物って、贈る時は悩みますし、頂く時は使わない物だったりすると本当に難しいなぁと感じます。

おしゃれについてのお話も沢山ありました。
「シャツは5年で真反対のデザインになる」まさにそうですよね。ずっと着られると思うようなベーシックなデザインも微妙にデザインが変わっていきますよね。
全体的に興味深い内容ばかりで、楽しく読了しました!