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2016年05月05日 (木) | Edit |
まく子 / 西 加奈子



小さな温泉街に住む小学五年生の「ぼく」は、子どもと大人の狭間にいた。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちが恐ろしかった。そして、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエがやってきたのだ。

表紙の仕掛け、夜中驚きました。まだ読む前で意味も分からずで…(^▽^;)

忘れがちですが、人間も宇宙にある物質の、たくさんの粒で作られた生命体なんですよね。
宇宙の物質で作られていて、死んだら肉体は地球にかえって、それは宇宙の一部であり…人間も宇宙人ですよね。


小さな小さな、祝福された粒で出来た、たくさんの奇跡の体。
ぼくたちはいずれ死ななければいけない。絶対に、死ななければならない。
温泉も、石垣も、木々も、いずれ消える。それは恐ろしいことだけど、永遠に残るものよりは、きっと優しい。
永遠に残るものはきっと、他のものに粒を与えられないものだ。他のものと、交われないものだ。
粒を交換しながら、朽ちながら、永遠に残るぼくら。


西さんはすごいなぁと、この小説を読んで改めて思いました。