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2016年04月28日 (木) | Edit |
ロマンシエ / 原田マハ



有名政治家を父に持つ遠明寺(おんみょうじ)美智之輔(みちのすけ)は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していたある日、アルバイト先のカフェで、凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ女性と出会う。

原田マハさんて、色んな作風の小説を描きますね。
この作品はとてもコミカルな雰囲気です。でも、マハさんらしいアート溢れる内容になっています。

ごまかすことが、自分にとっては…生きていく上で、どうしても必要なことだったんです
と言う美智之輔の言葉に切なくなりました。
男として生まれたんだから、男としての人生を歩む。それが当然の現実世界は、自分にとっては不自然で、居心地が悪かった。社会が作り上げた「常識」や「決め事」に、がんじがらめに束縛されてしまう、不自由な世界だった。

美智之輔が、心地よい自由な居場所を見つけられて良かった(´▽`)

2016年04月24日 (日) | Edit |
現実入門
ほんとにみんなこんなことを?
/ 穂村弘




歌人・エッセイストとして活躍しているだけでなく、詩集も童話も短歌入門書も翻訳書も発表し、会社員として総務課長まで務めているにもかかわらず、穂村弘の「人生の経験値」は低かった――。
穂村氏が今まで経験したことのないことを美人女性編集者サクマさんと共に体験していくエッセイ集。


このエッセイ集は特に面白かったです(´▽`)
有能で仕事熱心なサクマさんとのコンビが楽しい!
特に合コンの時のサクマさんがツボでした。酔って、流暢な英語で話し始めるってスゴイですよね。
本当の事でしょうか?
現実なのか、妄想なのか…特に最後の方はよく分からないんですが、それも含めて穂村さんのエッセイなんですよね…。

それと本上まなみさんの短歌がステキで良かったです。
いつも短歌がよく分からないのですが。本上さんのは理解できて嬉しかったです。


2016年04月21日 (木) | Edit |
カソウスキの行方 / 津村記久子



カソウスキ、仮想好き。郊外の倉庫に左遷されたイリエ。28歳、独身、彼氏なし。やりきれない毎日から逃れるため、同僚の森川を好きになったと仮定してみる。

三作の短編が収録されています。
どの作品も、なんてことない日常なのですがユーモアが散りばめられていて楽しいです。
誰かを好きになったと仮定してみるなんて考えたこともなかったです。
津村さんの発想が面白いですね。
面白い短編を読むと、いつも続きを読みたくなります…続きがないのが悲しい。
この何とも言えない、ゆったりとした津村さんの世界が好きです(´▽`)


2016年04月17日 (日) | Edit |
僕と先生 / 坂木 司



「先生と僕」の続編です。

坂木ワールド全開です。ほのぼのしてるようで、そうじゃない…。
万引き、嫌がらせ、ゴミ問題……人間の悪い面をまざまざと日常の謎として描いています。
なんとなく仄暗い雰囲気になりそうなところを、二葉君と隼人君のコンビが緩和してくれます。
今回、レディバードが登場。続きがあると嬉しいです。

言葉を惜しむのは、怠慢。
この言葉が印象的でした。


2016年04月15日 (金) | Edit |
惑星カロン / 初野 晴



「ハルチカ」シリーズ5冊目です。
チカちゃんとハルタくんの関係が面白いです。
なんだかんだと、いつもチカちゃんを守ってるハルタくんがいいですね(´▽`)
吹奏楽のメンバーや、ハルタくんのお姉さん達、山辺コーチ、日野原さん…個性的な登場人物たちに和みまくりです。
チカママって、こんな楽しい人だったんですね。

「ヴァルプルギスの夜」は音楽暗号がよく分からなくて……(^▽^;)
表題作の「惑星カロン」は読んでる途中で、切なくて胸が苦しくなりました。
でも、ようやく草壁先生の過去に少し踏み込みました。
次巻も楽しみです。

「生きて恥をかけることは幸せなこと」
恥をかいてしまった時に、この言葉を思い出したいです。


2016年04月11日 (月) | Edit |
よろず占い処 陰陽屋猫たたり
/ 天野頌子




相変わらずほのぼのとして安心して読めるので気に入っています。
瞬太が三井さんに思いがけず告白したことで、ようやく少し物語が進んだかなと思います。
すっかりやる気をなくした瞬太に、なんとか勉強させようとするクラスメイトたちの気遣いにほっこりしました。瞬太は愛されてるなぁ。
ちなみに題名は、ほとんど内容と関係なかったです…。
次巻も楽しみです(´▽`)

2016年04月06日 (水) | Edit |
探偵・日暮旅人の壊れ物 / 山口幸三郎



今回は題名通り、重いお話ばかりです。
旅人の学生時代の様子も明らかにされますが辛いです。
けれど、お墓参りとデートのお誘いシーンで癒されました(´▽`)
ブラック旅人も登場していましたね。ブラック旅人は嫌いじゃないです…。
不穏な気配は相変わらずです。
次巻、どうなるのでしょう?気になります。


2016年04月04日 (月) | Edit |
世界音痴 / 穂村弘



エッセイ集です。

相変わらず面白いです(´▽`)
共感したり、驚いたりと楽しませてもらいました。
こんなに心の中や、生活をさらけ出してくれているのが嬉しくなります。
車の運転とか、15年間一度も自分の部屋の窓を開けたことがなかったとか…特に印象的です。
エッセイを読んでると穂村さんて、友達もけっこう多そうだし、彼女さんもよく登場してますよね。
なんだか不思議な方ですね。

いつものことですが、短歌は私には難しかったです。短歌も楽しめたらいいのですが…残念です。


2016年04月02日 (土) | Edit |
努力しないで作家になる方法
/ 鯨 統一郎



ひょっとして、大いなる勘違いなのか…。頭をかすめる強気と弱気。妻と子どもの運命まで背負っての、作家修業の道はいつまで続く!?著者が明かす、驚きのデビュー秘話。

なんという努力!でも、鯨さんにしてみれば好きなことをしているだけで努力ではないということなのかな。
私からすると、作家になるという執念に驚きの連続です。
そして、あまりにもデビューできない年数が長くて、途中で読むのが辛くなってきました。
読み終わるまで、とても長く感じましたが、救いはしおりさんでした。しおりさんとの会話はとても楽しく読めました。
鯨さんの本を読むのは初めてでしたが、他にもたくさん本を出されているんですね。
アイデアが溢れてくるって、羨ましいです。
「邪馬台国はどこですか?」読みたくなりますね。