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2015年09月30日 (水) | Edit |
れんげ荘 / 群 ようこ



月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。

キョウコは月10万で80歳までは暮らせるお金を貯めて、仕事を辞め、月3万のお風呂トイレ共同の「れんげ荘」に引っ越します。
そんな生活を始めたものの、なかなか気楽な気持ちになれないキョウコ。
実際、そういうものかもしれないなぁ。
隣りに60代のクマガイさんという女性が住んでいますが、クマガイさんが居なければもっと寂しい気持ちになっただろうなと思います。
クマガイさんが居ることで、心強いです。
お兄さんも優しい。
さて、これからどうなるのでしょう?
続編があるようなので嬉しいです。


2015年09月24日 (木) | Edit |
楽園のカンヴァス / 原田マハ



ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。

敷居が高そうな本なのかと思っていましたが、読みやすくて良かったです。
アンリ・ルソーのこと、ほとんど知りませんでした。
というか、この世界のことは知らないことばかりで勉強になりました。
ルソーが絵を描き続ける、すごい情熱に圧倒されました。
本物の「夢」の絵を見たいです。
ティムと織絵の心情や関係も楽しめました。


2015年09月22日 (火) | Edit |
通天閣 / 西 加奈子



夢を失いつつ町工場で働く中年男と、恋人に見捨てられそうになりながらスナックで働く若い女。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす物語。

工場で働く、独身の44歳のやさぐれたおじさんと、同棲してた恋人が突然ニューヨークに行ってしまい、スナックで働きはじめた20代後半の女性が交互に語ります。
二人のなんとも泥臭いような、辛気臭いような日常生活が続きます。
そして通天閣周辺はこんな感じなんでしょうか。とにかく登場人物たちが濃いです。なんだか独特な雰囲気です。
どうなるのかな?と思うのですが、ラストは明るい気持ちになりクスリと笑っちゃうのです。
なんとも西さんらしい作品です。


2015年09月20日 (日) | Edit |
神様のカルテ 3 / 夏川草介



3巻では、新しい内科医として小幡先生が本庄病院にやってきました。
患者が絶え間なく訪れ、いつも疲労困憊で休みなく働き続ける一止。
そんな一止に衝撃的な言葉をかける小幡先生。
小幡先生の信念を貫く姿が素晴らしいです。
医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの
現場で働き続けながら、最先端の医療も学び続けなければならない医者という仕事は本当に大変だと改めて思いました。
島内さんの言葉には救われました。
そして、一止が本庄病院をやめて大学病院へ行くと決めたことには驚きましたが、悩み続けて選んだ決断です。
新しい一歩の為の決断で胸が熱くなりました。
特に、この3巻は感動しました。


2015年09月19日 (土) | Edit |
唇にキス 舌の上に愛―愛と混乱のレストラン 3巻
/ 高遠琉加




シリーズ完結編です。
修司がフランスに居た頃のお話から始まります。
理人のゴルドへの執着、ヤガミグループの行方、理人と修司のすれ違い、叶本部長とサラ…なかなかの混乱ぶりです。

「ほ、本当はこんなことは言いたくないんだ」
「だから言いたくなかったんだ」
こんな言葉が理人らしくて好きですね~(*´▽`*)
他にもいっぱい好きな言葉があるんですけど…書いてたらキリないです…理人かわいいです。

叶さんはちょっと気の毒でしたけど…素晴らしい終わり方でした。
理人が食べ物をおいしいと思えるようになって良かった。
生きたいと思えるようになって良かった。
「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」のスタッフたちも素晴らしく、温かい気持ちになる作品です。


2015年09月18日 (金) | Edit |
美女と野獣と紳士―愛と混乱のレストラン 2巻
/ 高遠琉加




本当の美女が登場しました。
でも、美女がサラで、野獣は修司で間違いないでしょうし、紳士は理人?叶本部長?
美女は理人のことではないと高遠さんが一巻のあとがきで書かれてますし…紳士は理人でいいんですよね?
でも表紙にはサラではなく、叶本部長が…。

理人が気絶しちゃう場面、まかないを食べてる時にやたら二人の目が合う場面、理人が森バトのジビエ料理を食べる場面、すごく好きです。
この、もどかしいような雰囲気がいいですよね~(*´▽`*)

そしてラストは……。
とんでもなく中途半端な場面で終わっています。
2巻と3巻を同時に買っていたので大丈夫でしたが、3巻持ってなかったら「えっー!」と叫んでいたでしょう…。
叶本部長はいったい何者?
修司は……心より反省して下さい…。

2015年09月16日 (水) | Edit |
愛と混乱のレストラン / 高遠琉加



BL小説です☆

赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン復活のため本社から出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。

面白いです。
二人の仲は大して進展しないんですが、楽しいです。
そして、ちょっと泣きました。
理人が素に戻ってしまう時や、混乱してる場面がかわいいです。

理人の生い立ちや会社の人間関係も複雑で…、そして久我は何でも直球です。
従業員たちも個性豊かなメンバーで物語が面白いです。

読み終わって速攻で、2巻、3巻を注文しちゃいました(^▽^;)
2巻は「美女と野獣と紳士」というタイトルです。美女は理人じゃないそうですが…じゃあ誰なの?楽しみすぎます。
あ~早く読みたいです(´▽`)

2015年09月14日 (月) | Edit |
水曜日の嘘つき / かわい有美子



BL小説です☆

恋愛に関しては、来る者は拒まず去る者は追わずが信条の大学生・椎名吉見。酔って先輩と賭けをし、高嶺の花といわれる院生の橘真尋を落とすと宣言してしまう。橘はかつて天才子役と謳われた元芸能人。華やかな経歴から引退後の今も百戦錬磨の手練と噂される美人だった。

なんといっても真尋が好きです。
落ち着いていて、健気で、有名人なのに目立たないようにしている所とか好感が持てます。
空港での、演技で椎名をかわすことも出来なくなって、動揺してしまう様子もかわいいです。

椎名は真尋に近づいたキッカケから、食堂での土下座の場面はなど、まぁ最悪です。土下座の意味が全く分からないです…。
自業自得であんな結果になりましたが、その後、真尋に真摯な態度を取り、将来のことを考えて真面目に頑張る様子に安心しました。

椎名には、イラッとすることが度々ありましたが、真尋が好きなキャラなので楽しめました(´▽`)

2015年09月13日 (日) | Edit |
人生オークション / 原田 ひ香



不倫の果てに刃傷沙汰に及んでしまい、謹慎中のりり子叔母さん。就職が決まらずアルバイトをする私は、一人暮らしを始めた叔母の手伝いをしに行くことになる。そこで目にしたのは、トラック一台分はある、大量のダンボール。

人生オークション」と「あめよび」の二作収録されています。
どちらも読みやすく、面白かったです。
欲しいモノは人それぞれで、価値観も人それぞれで…。
人それぞれ、色々な人生があるんですよね。
自分の人生を、自分のペースで進んでいけばいい。
でも、自分のことばかりだと、大切なモノを失くしてしまうこともあるんだな…と思ったりしました。

どちらもラストが清々しいです。


2015年09月09日 (水) | Edit |
あの頃ぼくらはアホでした / 東野圭吾



小学校から大学までの学生時代を赤裸々に語るエッセイ集。

東野さんて大阪出身だったんですね。知らなかったです。
あまりのコテコテぶりに衝撃を受けました。
なんというか作品のイメージから、真面目でスマートでインテリで…そんな人柄を勝手に想像していたので…。
こんなに赤裸々に悪事をさらけ出して良かったのでしょうか…?
なんだか、すごい時代ですね…。

東野さんの記憶力の良さにも驚きました。
こんなことまで覚えてるの?と驚きの連続です。

楽しく、時にはショックを受けながら読ませていただきました。
エッセイも、こんなに面白く書けるなんて…さすがです。