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2015年08月31日 (月) | Edit |
犬も食わない 上沼さんちの夫婦げんか事件簿
/ 上沼恵美子・上沼真平



こうしてけんかになり、こうして乗り越えた結婚生活34年の実録夫婦げんかヒストリー。

TVの「怪傑えみちゃんねる」で、上沼さんがよく夫婦の喧嘩や、旦那さんの愚痴を面白おかしく話しています。
それを見ながら爆笑しながらも、こんなことTVで言って大丈夫なのかなぁ?と、気に掛かったりしていましたが、この本を読んでそんな心配は無用だったと安心しました。
こんなに旦那さんが優しくてユーモアに溢れた人だったとは!
知ってる話も多かったですが、旦那さんの言い分が新鮮で面白かったです。
旦那さんの歴史の話も興味深く読みましたが、毎日聞かされたらうんざりするかもなぁ~と思ったり…。
ほのぼのとした楽しい本です。

2015年08月29日 (土) | Edit |
ザ・万歩計 / 万城目 学



万城目さんの初エッセイ集です。

面白いです(´▽`)
「吐息でホルモー」では、会社を辞めて、2年間ひたすら執筆を続けた話などが綴られています。
「御器齧り戦記」も笑いました。
そして、なんといってもラストの海外旅行の話が詰まった「マジカル・ミステリー・ツアー」が面白いです!
ドバイの暑さ、驚きです。
バックパックを担ぎ、ヨーロッパ一人旅すごいです。
モンゴルで遊牧民の所で生活がしたい…そう思って実際に行動を起こす人は少ないと思います。
けれど、万城目さんは行きます。すごい行動力と好奇心です。
モンゴルに行った後、ようやく理解したと書いている言葉が印象に残りました。
非力な者も、病気がちの者も、動物を扱うことが苦手な者も、農作業が苦手な者も、個体間に現れる偏差を、誰でもとりあえずはそこそこの生活水準を保ち、そこそこの余暇を得ることができるよう、我々のご祖先はせっせと現在の社会を構築してきたのだ。
感慨深い悟りです。

万城目さんの他のエッセイも読みたいです。





2015年08月24日 (月) | Edit |
アゲハ蝶に騙されて / 楠田雅紀



BL小説です☆

小川俊樹が、うっかり惚れたニューハーフバーの人気No.1ホステス・麗美。二人が一夜を過ごした翌朝、現れたのは会社の後輩・秋葉範和?秋葉は新人ながらパーフェクトな仕事ぶり、一分の乱れもないストイックな美貌に、ついたあだ名は『サイボーグ』。

「女装」モノは、ほとんど読んだことがないので珍しかったです。
それも「女装」の秋葉の方が攻というのが、新鮮でした。
二人とも、ちゃんと仕事しているのも良かったです。
そして、小川の方も隠している秘密があるんですよね。
小川が堂々と告白するのもいいですね。小川って、けっこう男らしいかも。


2015年08月23日 (日) | Edit |
神様の御用人 (2) / 浅葉なつ



「神様の御用人」2巻です。
少彦名神、大国主神と須勢理毘売の夫婦、貧乏神、泣沢女神様…様々な神様が登場して、どのお話もほんわかと温かく楽しいです。
モフモフ狐、貧乏神を恐れさせる孝太郎、登場するキャラも個性的で面白くて、スイスイ読めます。

良彦の「ありがとう」と「好きだよ」の言葉、良かったです。
ヒロインの穂乃香ちゃんも登場しましたし、ますます面白くなりそうです(´▽`)
そして、表紙のイラストがとてもキレイで素敵です。

一巻を読んでから間が空いてしまったので、覚えてるかな?とちょっと不安だったのですが大丈夫でした。
でも、もう一度一巻を読み返したいな。


2015年08月18日 (火) | Edit |
ナミヤ雑貨店の奇蹟 / 東野圭吾



夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。

東野さんの作品は「白夜行」と「容疑者Xの献身」しか読んだことがありませんでした。
「白夜行」は衝撃的な小説で、とても強く印象に残っています。刺激が強くて重かったです。
「容疑者Xの献身」も印象的な作品です。
東野さんの小説は読むのに勇気が要るので、なかなか手を出せずにいたのですが、色んな作品を描いているのですね(^▽^;)
今回読んだ「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、全く違うタイプの作品で、ファンタジーもありましたが素晴らしいです。
連作短編の形で、全てナミヤ雑貨店と丸光園に繋がります。
その繋がり方も巧みで、登場人物も多いし、時空も変わるのに、とても分かりやすく読みやすいです。
その上、どの短編も心に残り、さすがだなぁ~と感心するばかりです。
ラストもとても良かったです。
優しく、前向きに、正直に、辛くても頑張って生きていこうと思わされます。
3人には幸せになってほしいです。
とても温かい物語でした。


2015年08月16日 (日) | Edit |
きいろいゾウ / 西 加奈子



少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が田舎の村にやってきた。ツマ、ムコさんと呼び合う、仲のよいふたりだった。

前半ずっと、田舎の日常の物語なんだなと、自然とゆっくりペースで読んでいました。
ほのぼのと読んでいたら、まさかの急展開で驚き、後半は一気に読み進みました。

大地くんの「恥をかく可能性とか、恥ずかしいことがどんどん増えていく、それが嫌なんだ。怖いんだ
こんな気持ち、若い頃の私も持っていたことがあったなぁと思い出しました。
生きていくには、どうしてもそれらを避けるわけにはいかないんだなぁ~と、どこかで開き直ったような気がします。

この物語には、様々な夫婦が登場します。夫婦って、それぞれの形があるんだなぁと改めて思います。
どんな夫婦でも、二人にしか分からない過去や、複雑な思いがあったりするものなのだと感じました。

気になるのは、ツマさんはムコさんの日記を読んでいたのか……?です。
ツマさんは小説の中では読んでる様子もないですし、書斎に入ることすら出来ない描写もあるのに、日記にはモノが貼り付けられています…どういうことでしょう?
読んではないけど、無意識に貼り付けたりしているのかな?
その頃のツマさんは不安定な状態でしたし……う~ん(ーー;)

メルヘンのようで、重苦しかったり、ちょっと独特な内容ですが、もう一度読み返したくなるような物語です。



2015年08月09日 (日) | Edit |
くるくるコンパス / 越谷オサム



さえない中学将棋部の男子三人カズト、シンヤ、ユーイチは、転校してしまった部活仲間の佳織に会うために、京都行きの修学旅行を飛び出して大阪へ奔走する。

ずっとハラハラしました~不良グループに絡まれた所なんか、もう……恐ろしいです。
そもそも、京都から大阪って遠すぎるし……読み始めは不安しかなかったです。
不安すぎて、越谷さんの作品じゃなかったら、最初の方で読むのやめてたと思います…。
けれど、読み進めると中学生男子の予想よりもはるかに雑な計画に、もっと不安になりました…(ーー;)

それにしてもユーイチの一途さがスゴイ!ここまでして会いたいなんて…会うどころか家を見るだけで良かったなんて…けな気すぎる。
私も元気で勇気のある佳織が好きです。あの田沼に刃向うなんてスゴイです。
田沼みたいな理不尽な先生って、どこの学校にも一人はいますよね…(ーー;)

なんだかんだと面白かったです。大冒険ですね。絶対にこんなことしちゃダメですけどね(^▽^;)

2015年08月07日 (金) | Edit |
猫弁と魔女裁判 / 大山淳子



とうとう大好きなシリーズが最終巻です。
今回もとても良かったです。面白くて、感動して、ハラハラして、ホロリとします。
登場人物がみんな素敵です。そして、主人公の百瀬太郎が大好きです。
こんなに好きなキャラはそういません。
天才なのに、真っ直ぐで、お人よしで、儲からない小さな事件に真剣に関わり、事務所には猫ばかりが増えていきます。
今回は今までにない大きな裁判…そして母親との再会…ドキドキしました。裁判長の目線で語られているのが、また面白かったです。
読み終わった後の温かさと清々しさ。そして、もう最終巻という寂しさ……もっと読みたい!……(T_T)
本当に本当に素晴らしい作品です。
シリーズ、もう一度最初から読み返したいです(´▽`)


2015年08月06日 (木) | Edit |
夏目友人帳 19巻 / 緑川ゆき



最新刊の19巻を読み終えました。
このマンガは夏目の成長、そして周りとの関わりなど、全てとても丁寧に描かれていて、ゆっくり進んでいます。
夏目は身体の線が細くて、まだ高校生なのですが、表情とか仕草とか、色気があるなぁ~と感じます。友人帳を用いて名を返す時なんて特にそう思います。近頃はその場面はあまり描かれていないですが…。
そして、まんまるのニャンコ先生がとても可愛いです。
怖いことや、悲しいことも多い「夏目友人帳」ですが、ニャンコ先生がクスッと笑わせてくれて癒されます。
今では、夏目に友達も出来て、優しい妖たちに囲まれて、以前より安心して読めます。
でも、的場一門とかやっぱり怖いな…。
的場の右目を狙う妖が実際に現れたことに驚きました。
今回は、石洗いとレイコさんのお話が好きです。どちらも切ないですが…。
夏目の祖父のこと、早く知りたいな。

2015年08月04日 (火) | Edit |
指先からソーダ / 山崎ナオコーラ



山崎さん初のエッセイ集です。
小説家としての、すごい自信と強い気持ちが伝わってきます。
エッセイ集を読むたびに色んなエッセイがあるなぁと思うのですが、こんなに自信に満ちたエッセイ集を読んだことはないです。
なんだか独特で個性的です。
ストレートに文章は綴られていて、毒もストレートに吐いています。
そして小説家というのは、こんなに文章を書きたいという気持ちが強いのだと改めて感じました。