FC2ブログ
2015年05月12日 (火) | Edit |
紙コップのオリオン / 市川朔久子



論里(ろんり)は中学2年生の男子。母親と血のつながらない父親と、妹・有里(あり)と暮らしている。ある日学校から帰ると、母親が書き置きを残していなくなっていた。学校では、開校記念の行事をやることになり実行委員になってしまう。

母親が手紙一枚を残して姿を消します。
普通ならもっと深刻になりそうですが、妹の有里ちゃんは母親が居なくなってもいつも通りで、腹を立てているのは論里だけです。
母親はブログを開設し、撮った写真を載せ次々と更新し、好きなことをしているようです。
小学2年生と中学2年生の子供を置いていくって、ちょっと考えられないです。
父親は仕事も忙しそうだし、論里とは血がつながってないし…論里が父親に気を遣っている様子がちょっと悲しくなります。
でも父親は人が好くて、ホントにいいお父さんなんですよね。
なんだかんだ言いながらも論里は、学校に行ってる時は、母親のことはすっかり忘れてますし。
開校記念の実行委員…最初は全くやる気がなかったのですが、徐々にやる気を出す様子が面白いです。
実行委員会の時、浮いてしまった白ちゃんを助ける場面が好きです。かっこいいじゃないですか!
そして、しっかりしてる進藤先輩も好きです。こんな人が上に居てくれると助かりますよね。
有里ちゃんもかわいいし、登場人物みんないい人です。
表紙もキレイでかわいくて好きです。

デビュー作の「よるの美容院」も読みたいです。