FC2ブログ
2015年01月07日 (水) | Edit |
夏の塩 魚住くんシリーズ Ⅰ / 榎田ユウリ



榎田ユウリさんのデビュー作です。

味覚障害の青年・魚住真澄は、学生時代の友人・久留米充のアパートに転がり込む。不幸な生い立ちを背負い、けれど飄々と生きている魚住。生と死、喪失と再生、そして恋を描いた青春群像劇。

前々から読みたいと思っていた「魚住くんシリーズ」です。
ハードカバーは高いので躊躇していましたが、ふと立ち寄ったイオンの中にある本屋さんの中央の平台に、堂々とこの本が置かれていました。
文庫で、それもイラストは私の大好きな岩本ナオさんです。単行本の方の茶屋町勝呂さんのイラストも好きですが(´▽`)
私は、この本を持ってすぐにレジに並びましたよ。
一般レーベルだし、堂々と本棚に置けて嬉しいです(´▽`)
「夏の塩」……題名もいいですね!

魚住くんは自分の美貌に無自覚で、その美しさで損ばかりしています。感情が顔に出ず、不器用で、飄々としていますが、不運が纏わりついています。
重いお話ですが、思い詰めない魚住くんと、鈍感な久留米のおかげで緩和されています。
何かが欠落している魚住くんは、久留米だけでなく、インド人の血を引く隣人・サリーム、久留米の元彼女のマリ、世話焼きの先輩・濱田などと接し、変わっていきます。

魚住くんと久留米の絶妙な距離感がもどかしくて、はまり込んでしまいます。
今後の2人の行方が楽しみですね。
買って良かったです(´▽`)
続きも平台に一緒に並んでいたので、また買いに行きます☆