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2014年11月30日 (日) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~
/ 三上 延




今回は、謎だったせどり屋の志田さんの過去が明らかになります。
そして、栞子さんの唯一の友達・滝野リュウが登場します。
リュウちゃんは、とてもさっぱりしていて、ハキハキしていて好感が持てます。

この巻では、各短編の終わりに「断章」があります。
いつもは五浦くんが語っているのですが、その「断章」では、志田さん、リュウちゃん、栞子さんが語っていて新鮮です。
それぞれに古書も登場していて面白いです。
そして、エピローグを読んでから気づくプロロ―グ。
色々と工夫があり、楽しいです。

古書では、読んだことのある手塚治虫の「ブラック・ジャック」が登場したのが嬉しいです。手塚氏が、多くの作品を同時進行で描いていたことに驚きました。

リチャード・ブローティガンの「愛のゆくえ」と、手塚治虫の「ブッダ」読みたくなりました。

とうとう栞子さんと大輔君の関係に進展がありました。
三上さんが「物語は折り返し地点を過ぎて終盤に入っています」と書いています。
この巻のラストでは、不穏な空気が漂い始めたところで終わっています。
次巻が楽しみです。

2014年11月28日 (金) | Edit |
小森谷くんが決めたこと / 中村 航



「僕、お医者さんに、余命2ヶ月って言われたんですよ。でも生き残っちゃいましたけど。」 どこにでもいそうで、ちょっといない、小森谷真というごく普通の男子の実話をもとにした、30年近くに及ぶ半生の物語。

まずは、題名が気になりました。
小森谷くんは一体何を決めたんだろう?
それが知りたくて、この本を選びました。

想像していた内容とは違いましたが、小森谷くんの半生に引き込まれました。
小森谷くんは、ごく普通の男の子とありましたが、読んでみると小森谷くんは普通かな?と、ちょっと疑問に思います。
そして「普通」って何だろう?って、考えてしまいました。
小森谷くんは高校や大学はさぼりまくっていましたが、英会話や、映画の配給の仕事を学ぶスクールには、ローンを組んでまで勉強します。
「小森谷に仁義ナシ」で、他人の気持ちが分からなかった小森谷くんですが、働くことに関しては、生真面目すぎるくらいで、働きすぎなくらい働いてしまう。
高校生の時からバイトに精を出し、ブラックなバイトでは朦朧となるまで働き続けます。
人間て、色んな面があるなぁ~と、改めて思いました。
真面目な面もあり、不真面目な面もあり、こだわる所と、全くこだわらない所があったりして…一人の人間のことを一概にこんな人って決めつけられないですね。

小説の中に、作者や編集者が登場するのが面白かったです。
この、茫漠とした編集者も実在の人物なのでしょうか?
中村さんの作品、初読みでしたが、とても丁寧な文章で読みやすかったです。他の作品も読んでみたいです。

2014年11月27日 (木) | Edit |
無慈悲なカラダ / 桜賀めい



BLコミックです☆

「ワルイコトシタイ」シリーズ。
無口な相川家次男・久遠×魔性の白羽家長男・七王編。第3弾です。

このシリーズは、大好きで全て揃えています。
中でも、この久遠×七王編はいつも切なくて……七王の性格が繊細で、健気で…苦しんでると、こちらも胸がギュっと苦しくなります。七王が楽しそうだと、こちらも嬉しくなります。
そして、メガネをかけてない七王の顔が大好きなんです(*´▽`*)
通常、メガネはかなり好きですが、七王は特別です。キレイすぎです。ユキちゃんも大好きですが(*´▽`*)
白羽家の姉・君子さんも、多く登場してて面白かったですね~!

新CP「性悪オオカミが恋をしたらしい」も楽しみです(´▽`)
桜賀さんのブログのイラストもかわいくて、笑っちゃうし、癒されます☆


2014年11月26日 (水) | Edit |
配達あかずきん 成風堂書店事件メモ / 大崎 梢



駅ビルの6階にある成風堂書店を舞台に、しっかり者の書店員・杏子さんと、勘の良いアルバイト大学生・多絵ちゃんが、書店で起こる謎や事件を解決します。

5つの連作短編集です。
「日常の謎」という雰囲気のミステリですが、全て本にまつわる謎です。
ハラハラする場面もありますし、それぞれが全く異なる謎なので、そのたびに雰囲気も変わり、読んでいて楽しいです。
そして、それぞれ読後感が爽やかで、すっきりとした気持ちになります。

作者さんが書店で勤務されていただけあって、書店の内輪話も面白いです。
書店員さんが配達もしてるんですね~。
登場人物の杏子さんや多絵ちゃん、ヒロちゃん、みんな好感が持てます。

題名がかわいいですね。
そして、本がいっぱいの表紙も面白いです。

大崎さんの作品、初読みでしたが、 とっても気に入りました(´▽`)
シリーズ物というのが、また嬉しいです。
続きが楽しみです♪

2014年11月25日 (火) | Edit |
算法少女 / 遠藤寛子



父から算法の手ほどきを受けていた町娘のあきは、ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけた。その出来事を聞き及んだ有馬侯は、あきを姫君の算法指南役にしようとする。

江戸時代・安永4(1775)年に刊行された和算書「算法少女」に想を得て書かれた作品です。江戸時代に「算法少女」という題名の本があったことが驚きです。なんだか今風な題名ですよね?

遠藤さんの、この作品も1973年に刊行されているので、40年位前の作品ですが、そんな風には思えない読みやすさです。
時代物ですが、児童向けに読み仮名が丁寧にふられていて、文字も少ないので、さらっと読めます。

江戸時代の暮らしの様子も興味深いですし、和算の世界に流派争いなどがあったことなど、全く知らなかったので、そういう所も面白かったです。
主人公のあきが、賢くて、優しく、しっかりしていているので安心して読めました。
表紙のイラストも好きです。

2014年11月23日 (日) | Edit |
ぼくらの七日間戦争 / 宗田 理



明日から夏休みという日、東京下町にある中学校の1年2組男子全員が姿を消した。彼らは廃工場に立てこもり、ここを解放区として、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していた。

有名な小説ですが、初めて読みました。
初版は1985年です。30年近く前の作品ですが、子どもの本質は変わってないので、意外と違和感なく読めました。
今とは違い、携帯もない時代背景が面白かったです。学生運動とか日大全共闘とかは、ちょっと世代が違うので分からなかったです。

読み始めてみると、登場人物が多いので名前を覚えるのが大変でした。
最初に登場人物がまとめて紹介されているので、名前が出るたびに、このページを確認しながら読み進めていきました。
とても助かりましたが、宇野くんの所などは「たくましく成長する」とか、佐竹くんは「仲間を助ける」なども書いてあり、このネタバレがなければもっと良かったのですが…。

宗田さんが2007年に書いた「あとがき」が印象に残りました。
いまや競争に勝つことしか頭になく、子どもたちまでも受験戦争に追い込む。そんな時代になった。
これで子どもたちは幸せになれると、本気で信じているのだろうか。
あの当時からさらに二十年経った。だが、子どもたちの生活は幸せになるどころか、いっそう不安な世の中になってしまった。 

中学1年の息子の同級生の中には、部活を終えてから、塾で10時過ぎまで勉強し、それから家に帰り、さらに部活の朝練がある子も多いです。
今の時代は、それが特別なことではないようです。
本人が好きでしているのならいいと思うのですが、睡眠時間も短いだろうし、大変そうです。ムリしすぎてないのかなぁ~と、心配になったりします。
そんな生活に疲れていたり、限界を感じている子供たちに、この本を読んでほしいです。
この本は子供たちの本です。子どもたちが楽しめる本です。
私も中学生の頃に読みたかったなぁ~と、つくづく思います。

2014年11月21日 (金) | Edit |
書店ガール 3 託された一冊 / 碧野 圭



読み始めてすぐに、引き込まれました。良かったです!

亜紀は、育児休暇を終え仕事を再開しました。
亜紀を通して、日本で子育てと仕事を両立させることが、どれほど大変かがよく伝わります。
まだ亜紀には近くに母親がいるので、随分助けられていますが、近くに頼れる人がいない場合はさらに大変です。
そして、正社員として頑張る亜紀の苦悩する気持ちがよく分かって、もどかしい気持ちになりました。
亜紀の悩み迷う様子が、とてもリアルに丁寧に描かれていて良かったです。

一方、理子は東日本エリア・マネージャーに昇格しており、仙台の老舗書店も担当することになりました。そこで、店長代理の沢村と出会い、被災地の現状を知ります。
今回は震災後に、被災地から離れた東京の書店がどう関わることができるのか、何ができるのか描かれています。
震災3年後という時期がとてもいいと思います。被災地にとっては過去のことではないし、忘れてはいけないことだと、もう一度みんなが振り返るきっかけになります。
重いテーマですが、とても読みやすく、分かりやすく描かれています。

ラストの方では、前向きで、元気な亜紀らしさが出ていて楽しかったです。
そして、理子と亜紀の信頼関係も感慨深いものがあり、読後感がとても良かったです。

第4弾あるのでしょうか?
理子と亜紀の今後、気になります。ぜひ出してほしいです。

2014年11月20日 (木) | Edit |
俺物語!! 3~5巻 / アルコ× 河原和音



もう~笑いました~(*´▽`*)
面白すぎです。

猛男の心の中の「好きだ」が多くて、あまりに多いので出てくる度に笑ってしまいました~。
全く温度の違う、クールすぎるスナとのコントラストが、もう可笑しくて。
そしていつでもスナが、天然な猛男と大和のことを、さりげなくフォロー、もしくは見守ってる様子がいいですね。
5巻のラストの、スナと猛男が二人で夕日を見るおまけマンガがスゴク良かったです。

相変わらず、アルコさんの絵と河原さんのストーリー、最高でした!
あんなに愛嬌あるゴリゴリさんの絵ってありますかね。ゴリなのにかわいい!
猛男はけっこう、もててましたね~。

猛男のお父さんも登場しましたね~笑いました~(´▽`)
スナのお姉さんも好きだなぁ~猛男のことで一喜一憂する姿がかわいくて…隼人とは…どうなるのかな?

読むと心が温かくなります。
次巻もかなり楽しみです(´▽`)

2014年11月19日 (水) | Edit |
木工少女 / 濱野京子



父親の赴任にともない1年間限定で東京から山奥の小学校にやってきた小学6年生の美楽。1年で村からいなくなる私のことなんか仲間扱いしてくれなくてもしょうがない、友達になりたいとも思わない。そんな美楽が工房を構える「デンさん」と出会う。

1年間限定というのが切ないですね。それも、小学生最後の1年です。
クラスのみんなは同じ中学校に行くことが決まっていて、自分だけが1年後には別れなくてはいけなくて…最初から別れが決まっているのは寂しいです。

村の有力者の一人娘で、勉強も運動も得意な優等生の優美が登場します。
最初、教室では地を出さず、おとなしくしている美楽は、優美になめられていますが、優美との関係がどんどん変わっていく様子が面白く描かれていました。

長い年月をかけて、世代も越えて取り組んでいる林業のことも、高校生の山田を通して描かれています。
優美やこれから就職する山田の今後も知りたいです。

木工って楽しそうでいいですね。木って、癒されますし。
木工に夢中になる美楽の様子が良かったです。

濱野さんの作品は、「フュージョン」「トーキョー・クロスロード」も好きです。

2014年11月17日 (月) | Edit |
学園アリス 1~15巻 / 樋口 橘



田舎で仲良く過ごしていた蜜柑(みかん)と蛍。ある日蛍が「アリス学園」に転校してしまい、蜜柑は親友の蛍を追ってアリス学園に行く。アリス学園は特別な能力(アリス)を持っている子しか入れない学校だった。

前々から読破したいと思っていた「学園アリス」…とうとう手を出しました。
31巻で完結なので、今の所まだ半分しか読んでないのですが、とても面白いです!
主役の蜜柑がまだ10歳なので、みんな小さくてかわいいです。
難題ばかりですが、蜜柑が明るくて、元気で、周りの子たちも面白い子ばかりで癒されます。
個性的な登場人物が多くて、好きなキャラばかりです。

絵もかわいくて、楽しいのですが、今後どうなるのか心配です。
学園の闇は深く、謎だらけですが、蜜柑には味方も多いし、蜜柑らしさを発揮して乗り越えていってほしいです。
続きが楽しみです(´▽`)