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2014年10月30日 (木) | Edit |
花の道は嵐の道-タマの猫又相談所 / 天野頌子



高校生の理生(みちお)は、弱気で泣き虫。流されるままに入部した花道部は、常識破りの貧乏部。おまけに学院制覇をねらう茶道部との、激しい部室争奪戦に巻き込まれてしまう。

さらりと読めます。中学生向きかな?
何だかんだありますが、ほのぼのしています。

理生の飼い猫タマは、じつは長生きして妖怪化した猫又。理生はタマに話を聞いてもらい、時には助けてもらいます。

ライバルとして登場する茶道部の鈴木花蓮。いつも両側にお伴を引き連れ、派手な縦ロールで、右手を腰に左手を口にそえて「ほーっほっほ」と笑う美少女。
いかにも悪役そうな外見なのですが、地道な努力家で、校則もきっちり守り、捨てられた犬猫を拾い、里親探しも熱心にしている、とってもいい子なんです。
なんだか一番印象に残りました。ライバル側なのに、頑張り屋さんな設定って…面白いです。

理生と工藤さんと瀬川くんの一年生組。みんな性格バラバラなのですが、お互い協力し合ってチームワークが良かったです。

2014年10月29日 (水) | Edit |
猫弁と少女探偵 / 大山淳子



<猫弁>シリーズ第4弾です。
大好きな<猫弁>シリーズです(´▽`)

今回、透明人間こと沢村さんも少し登場して嬉しかったです。
生きていれば、誰かを傷つける。辛いことだけど、完全には避けられない
かつて百瀬に言われた言葉を返します。
そして「先生といる人が、幸せになるんじゃないかな」という言葉を捧げます。

今回、晴美がまさかのクビ宣告されて、結婚を決意しましたが、なんだか意外でした。
百瀬は亜子ちゃんとゴタゴタしましたが「百瀬の卒業」で、うまくいきましたね。百瀬はいつも忙しすぎます。相手が心の広い亜子ちゃんなので、今回もうまく収まりました。一安心です。やれやれでしたね。
百瀬のニセ弟が登場しましたが、この謎は次に持ち越されました。

大切なメガネが壊れてしまった時の、七重さんと野呂さんの心遣いもじ~んとしました。
あたりまえです。余計なことです。わたしたちにできることは、余計なことくらいですからね」 七重さんらしい言葉です。七重さんの言動が癒されます。

とうとう次巻で完結です。
早く読みたい!けれど、読んでしまうのが、もったいない……もう、次巻を読んでしまったら、続きを楽しみに待つことができないと思うと複雑な心境です…(ーー;)


2014年10月28日 (火) | Edit |
さよなら、ベイビー / 里見 蘭



高校生のときに母親をがんで亡くし、その時自殺未遂をした後、高校にも行くことができなくなり退学し、4年間引きこもり続けていた雅祥。ある日、父が赤ちゃんを預かり、しばらく一緒に暮らすことになったが、世話をしていた父が突然亡くなり、母親も誰か分からない赤ちゃんと二人きりになってしまう。

引きこもりの青年と、赤ちゃんの組み合わせが面白かったです。

不妊治療や、望まない妊娠をした人や、色々な話が交差し、さらに引っ掛けなどもあり、時系列も様々なので、途中、頭がこんがらがりました(^▽^;)
最後はうまく、繋がりましたが、なかなかややこしいです。
読み終わってから、もう一度、ざっと確認の為読み返しました。
分かっていながら読んでも、少し複雑すぎる感じがしました。

ミステリーだと知らずに読み始めましたが、こういうミステリーもあるんですね。
雅祥の今後の様子も知りたいです。

文庫の表紙のイラストが好きです。

2014年10月27日 (月) | Edit |
よろず占い処 陰陽屋アルバイト募集
/ 天野頌子




気楽にのんびりと、くつろいだ気持ちで読むことができます。
そんな安心感のある本を読みたい時がよくあるので、私にはとても嬉しいシリーズ物です。

今回は、祥明の元勤め先のホストたちや、倉橋さんの双子のお兄さんが登場します。
そして、商店街の上海亭がグルメ口コミサイトで誹謗中傷されたり、瞬太は10日間授業中起き続けなければ、アルバイトを辞めさせられる事態になってしまったり大変です。
大変なんですが、ほのぼのしています(´▽`)

祥明って音痴だったんですね。
三井さんの「憧れの人」は誰なのかな?

次巻も楽しみです!


2014年10月26日 (日) | Edit |
嘆きの美女 / 柚木麻子



顔も性格もよくない耶居子は、会社を辞めほぼ引きこもり。生きがいは個人ブログに嫌がらせのメッセージを送ったり、個人情報を調べたり、炎上させたり、ヲチ板を立ち上げてののしること。そんな時、美人ばかりの悩み相談サイト「嘆きの美女」を見つけ、荒らしはじめる。

テンポが良く、次々と展開していき面白いです。
「嘆きの美女」の管理人と同居することになってしまった耶居子が、優しい美女たちに囲まれて考え方を変えていきます。
そしてユリエまでもが本来の姿を取り戻し、堂々としている様子が良かったです。
耶居子や、美女たちだけでなく、カメラマンのエイジまでもが変わります。
宗佑さんが、でっぶりした体つきと貫録を身につけたのは、微笑ましいです。

最後に収録されている「耶居子のごはん日記」がまた面白いです。
ラストの終わり方…あぁ…巨大エンゼルパイが……(゚Д゚;)
恋愛初心者をからかっちゃダメだよね(^▽^;)

2014年10月24日 (金) | Edit |
春になったら苺を摘みに / 梨木香歩



梨木さんは学生時代、英国に留学していました。さまざまな人種や考え方の違う人たちを受け入れ暮らしていた、下宿先の女主人・ウェスト夫人を中心に、出会った人々との交流を描いた初のエッセイ集です。

英国のカントリーな雰囲気が漂うエッセイ集で、海外小説を読んでいるような気持ちになります。
他民族との風習の違いに、悩み振り回されながらも、彼らを受け入れ続けるウェスト夫人。
「理解はできないが、受け容れる」ウェスト夫人の揺るぎなさは尊敬します。

梨木さん…なんてしっかりした人なんでしょう。一人で海外へ行ける人って、本当にすごいなぁ~と感心してしまいます。
英語もしゃべれるし、毅然とした態度も取れる。考え方なども、とても共感できました。
そして「私が命のように大事に思っている日本語の世界」という言葉も印象に残りました。さすが作家さんです。
ニューヨークに紀伊國屋書店があるんですね。
一体、どんな本が置いてあるのか覗いてみたいです。

読み終わった後、色々と考えさせられます。
たくさんの人に読んでほしいです。

梨木さんの本はこのエッセイ集の他は「西の魔女が死んだ」しか読んでないので、他の作品も読みたいですね。

2014年10月23日 (木) | Edit |
俺と上司の恋の話
俺と部下の恋の先 / ナナメグリ




BLコミックです。

俺と上司の恋の話」の続きが「俺と部下の恋の先」です。一気に読みました。
絵もすごく好きだし、内容もとても良かったです。
ぬいぐるみを買ってもらって、ご機嫌な徳永さんがかわいすぎる(*´▽`*)
酔っぱらうと、すごく素直になっちゃうところが…もう…あのニコニコ顔がたまりません。
部下の高梨さんの、しっかりしていて男気あふれる性格もすごく好きです。

俺と部下の恋の先」は、シリアスな展開になります。
差別され、契約白紙……こういうことは現実には、よくあることなんだろうと暗い気持ちになりましたが、古谷社長や、周りの人達の理解あふれる様子が癒されました。
辛い事が多かった徳永さんには幸せになってほしいです。

かなり好きな作品でした。ほんわかとした雰囲気が良かったです(´▽`)



2014年10月22日 (水) | Edit |
プラスマイナスゼロ / 若竹七海



不運に愛される美しいお嬢様・テンコ、義理人情に厚い不良娘のユーリ、“歩く全国平均値”の異名をもつミサキ。凸凹女子高生トリオが、おだやかな町・葉崎で厄介な事件に巻き込まれる学園青春ミステリ。

連作短編集です。
3人は事件や死体に遭遇しますが、とても明るく軽い雰囲気で描かれています。
テンコの不運ぶりなど、全くありえないことばかりですが、あまり深く考えずに読むのがいいですね。

3人の出会いを描いた「なれそめは道の上」が良かったです。
まさかミサキが便利なパシリみたいな役をしていたなんて意外でした。
本音を言えるようになって良かったですね。瞬く間に別人のようになってましたね。
会長の、あの場面では、思わず吹き出して笑ってしまいました。

テンコの「天は愛するものをこそ試練にあわせる」という言葉は気に入りました。
何か試練を与えられた時は、そう思うことにして何とかやり過ごしましょう。

2014年10月21日 (火) | Edit |
ミリオンセラーガール / 里見 蘭



彼氏にフラれ、アパレルショップの店長もクビになった沙智だが、心機一転、ファッション誌の編集者を目指して出版社へ転職する。しかし配属されたのは、書店営業を行う販売促進部だった。

近頃は、「○○ガール」という題名の本が多いですね。売る側の戦略通り、思わず読んでいますが……ガールの話は好きなので(´▽`)

主人公の沙智には、あまり共感できませんが、仕事にやる気を出し始めてからは面白くなります。
それにしても、本を売るのは、ややこしいシステムがあるんですね。
本の流通の問題点をうまく物語に組み込んでいます。

辰巳さんの店に「七里ガ浜奇譚」を一冊も配本してもらえないのは衝撃でした。
酷いです。POP書いてもらってるのに…。
沙智は出来ないのに、「絶対に入れます」なんて簡単に言っちゃうし…。
結局、一冊も入れられず…ガッカリでした。
配本が難しいのはよく分かりましたが、こんなんじゃ、小規模な本屋さんは余計に本が売れなくなっちゃいますね。

書店で働くのは大変そうです。
お客からすると、本屋さんの棚を見るのは面白いです。店によって、力を入れてる分野が様々で…推してる本も様々で。
ここの本屋には、このマイナーな本があるけど、あっちの本屋には置いてない!とか。レジが女性店員ばかりの所や、男性ばかりの所や。

この本は、出版社側と書店側の実情がどちらも公平に描かれています。
現在の本の流通の、複雑で良くない部分がこれから改善されていくといいですね。

2014年10月20日 (月) | Edit |
俺物語!! 1~2巻 / アルコ× 河原和音



イケメンばかりが登場する少女マンガの中、猛男(たけお)の姿はとてもインパクトがあります。そんな猛男のことを好きになる、かわいい女の子・大和。普通、少女マンガにはない設定です。それだけで、もう面白いです。

猛男は、ホントにステキな人で、困っている人を見たら速攻で助けに行くし、傷つくようなことを言われても「人それぞれ」だと言い切ります。
大和はかわいいなぁ。
猛男とスナの友情も素晴らしいです。
砂川のお姉さんも好きだなぁ~。
猛男の表情が、所々面白くて笑ってしまいます。かわいかったり恐かったり(´▽`)
アルコさんの画力すごいなぁ。
2巻の表紙、思い切りましたね。迫力ありすぎですね(^▽^;) 
表紙に惹かれて、ダンナさんも読んでました。普通なら少女マンガは絶対読まない人です。

河原和音さんの「高校デビュー」も全巻読みましたが、爽やかで好きです。
原作が河原さんというのが納得ですね。ドロドロしてなくて好きです!

また続きも読みま~す(´▽`)