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2014年07月30日 (水) | Edit |
秋季限定栗きんとん事件 上・下 / 米澤穂信



小市民シリーズ第三弾です。

あ~、面白かった(*´▽`*)
小市民シリーズ、最高です!
これは、もう一度読み返したくなります!もちろん、もう読み返しました!
早速、二人に新しい彼氏・彼女ができたのがワクワクしました(´▽`)
なんだか二人とも、ちっとも普通じゃなくて可笑しかったです。
今回、小鳩くん大活躍でしたね。
そして、小佐内さん……復讐すごい……。
最初は手伝っていたのに、いつの間にやら復讐に変わっていたなんて……衝撃です。
えっ?これが理由なの?その上、未遂ですし……。さすがです。
小佐内さんの読めないキャラが大好きです(´▽`)
瓜野くん、もうコテンパンでしたね……(ーー;)
友達も、だいぶ性悪ですし…。ほとんど、皮肉とからかいと誘導でしたね……。
そんな友達を信頼しまくる瓜野くん……まぁ、自業自得ですが……。

そして、とりあえずラストで小鳩くんと小佐内さんは元に戻りましたが、完結と思われる冬季ではどうなるのでしょう?
もう楽しみすぎです(´▽`)


2014年07月29日 (火) | Edit |
オチケン!/ 大倉 崇裕



大学に入学してすぐ、廃部の危機に瀕したオチケン(落語研究会)に入部するはめになった越智健一。風変わりな二人の先輩・岸と中村に振り回されながら、事件に巻き込まれていく、落語を絡めた日常ミステリーです。

落語に興味がない私でも、面白く読めました。
主人公の越智が落語初心者なので、分かりやすく説明されています。
大学生たちのキャラが、みんなユニークで楽しいです。
部室のない「釣竿会」と「お笑い研究会」と「折り紙の会」が「落研」の部屋を狙っているという、穏やかな内容ですが、みんな必死です。
軽快で読みやすいので、次作の「オチケン、ピンチ!!」も読もうと思います!

落語の小説といえば、佐藤多佳子さんの「しゃべれども しゃべれども」を思い出しました。こちらも面白かったです!

2014年07月27日 (日) | Edit |
お友だちからお願いします / 三浦しをん



いつもと少し違う、よそゆき仕様のエッセイ集です。

この本は、いつものエッセイ集より暴走してないので読みやすく、多くの人に受け入れられそうです。
面白い文章なのに、さらりと深いテーマを扱っていたりするのが、さすがですね。
着眼点もいいし、幅広い趣味と様々な興味のある事柄が書かれていて、とても面白いです。家族との色々なエピソードも笑ってしまいました(´▽`)

そして、しをんさんの部屋が、どんな様子なのかスゴク気になります。
どれだけの本があるのでしょうか(・・?
どれだけ汚いのでしょうか(・・?

一番印象的なのは、やはり「愛の地下鉄劇場」です。こんな場面、リアルに見てみたいなぁ(´▽`) そして、この本では唯一のBL的要素がありましたね!

一番、衝撃的だったのは「理不尽の権化」ですね。しをんさんの母の理不尽ぶりがスゴイです。殺人事件が起こらなくて本当に良かったです(・_・;)

「祖母の死」での、
目に見えるなにかを生まないならば、そのひとの生は無意味だと断じるような、妙な考えには取り憑かれたくない。
生きて死ぬ。生き物はそれだけで充分なのであり、「なにかをしなければいけない」といった考えからは完全に自由な存在なのであり、だからこそひとつひとつの生命が尊いのではないか。

この言葉は心に残りました。

とても面白くて満足なエッセイ集でした(´▽`)

2014年07月25日 (金) | Edit |
ゆめつげ / 畠中 恵



江戸の小さな神社で神官を務める、のんびり屋の兄・弓月としっかり者の弟・信行。
夢に入って過去や未来を見る「夢告」ができる弓月のもとに、大店の一人息子の行方を占ってほしいと依頼が舞い込む。


ほのぼのとしたお話かと思いきや、辻斬りが現れたり、殺人事件があったりと、なかなか物騒です。
弓月は「しゃばけ」の若旦那と似ていますが、夢告をしすぎて血を吐いたりと、身を削りながら事件を解決しようと中々大変です。
江戸時代から明治に変わる幕末の混沌とした様子が、物語の背景にあり、最後の終わりかたが独特で良かったです。


2014年07月24日 (木) | Edit |
たまごボーロのように / 華恵



高校生になった華恵さんの2008年1月~2009年6月のエッセイ集です。

覚えやすい題名で、読むと意味が分かって、華恵さんの気持ちが伝わってきます。
この頃は、もう華恵さんも高校生なんですね。
思春期らしいトゲのある言葉がたまに出てきたり、正直で素直な文章が、とても読みやすくて面白いです。
福島のおじいちゃんの話は胸に染み入りますね。
顔を見せるだけで無条件に喜んでくれた、亡き祖父母のことを思いだして泣けてきます。なんだか懐かしい気持ちになりました。
ニューヨークでのお腹がすきすぎて頭が痛くなるお話は、離婚後お兄ちゃんは家でも苦労してたんだなと切なくなりましたが、今は子ネコを飼って楽しそうで良かったです。
華恵さんのお母さんの人柄もいいですね。
今回のエッセイは、友達の名前がイニシャルになっていましたね。前回、読んだエッセイは名前が出ていたので大丈夫かと気になったので…(^▽^;)
エッセイ集を読んだついでに、華恵さんのブログも覗いてみました。
福島のおじいちゃんは亡くなったんですね。
お母さん、相変わらず登場していました。仲の良い親子で微笑ましいですね(´▽`)

2014年07月22日 (火) | Edit |
先生と僕 / 坂木 司



田舎から上京し、大学生になったばかりの伊藤二葉は、友人の誘いを断れず、極度の怖がりなのに「推理小説研究会」に入部する。そんな中、公園で出会った中学一年の瀬川隼人に家庭教師のアルバイトを頼まれ、その代わり恐くないミステリーを教えてもらうことになった。

連作短編集で、読みやすくて面白かったです。
題名の「先生」は、普通に学校の先生のことだと思っていたのですが、違ったんですね。
二葉の心配性なキャラが好きです。こんなことまで心配してたら毎日大変だろうなぁ。
それと、私も二葉と同じで、殺人の起こらない小説がいいです。なので、本格ミステリーは、今はあまり読みません。二葉みたいに読めないことはないですけど、やっぱり怖いし、人が死んでしまうと、そのことが気になって読後感がスッキリしないんです。
こんな、ほのぼのミステリーは好きです!
隼人が、二葉に紹介していた怖くないミステリー本も読んでみたいです(´▽`)
二葉の珍しい特技も面白かったですね。
続編、早く読みたいです。

2014年07月21日 (月) | Edit |
スイーツキングダムの王様 / 砂原 糖子



BL小説です☆

母譲りの美貌で男女問わず手玉に取ってきた高校3年の珠希(たまき)は、バイト先のコンビニで浮世離れしたサラリーマンの杏藤(あんどう)と知り合う。
告白され断る気でいたが、彼が大企業の御曹司だと知り、付き合いを始めることにする。


砂原さんの作品は、とても読みやすいです。
あっという間に読み終わっちゃいました。

奔放な母親から離れたくて、家を出てバイトを掛け持ちしながら、安アパートで一人暮らしをしている高校生の珠希。
杏藤もお金持ちにも関わらず、複雑な家庭環境のせいで高校にも行けず、苦労しています。
過去のトラウマのせいで、ひねくれてしまった珠希と、天然で純粋な杏藤。二人共、かわいいです。
汚れた自分のことを優しいと言い、大切に扱ってくれる杏藤に珠希は惹かれていきます。
幸せな家庭環境ではなかった二人が出会い、幸せになれたのが嬉しいです(´▽`)

2014年07月20日 (日) | Edit |
ふじこさん / 大島 真寿美



有名私立中学受験という目標を与えられ、進学塾やピアノや習字に通い、慢性睡眠不足のリサ。離婚寸前の両親の間で自分がモノのように取り合いされることにうんざりしている中、ふじこさんに出会う。

三編の短編集です。
「ふじこさん」
「夕暮れカメラ」
「春の手品師」


「ふじこさん」のお話が好きです。
子供にとって、子ども扱いしない大人の存在は嬉しいです。
子供はいつも精一杯考えてるのに、大人は自分の考えを押し付けて、子供の気持ちを無視しがちです。
短い期間だけど、リサはふじこさんに出会えて良かったね。
この作品が、一番分かりやすくて共感できました。

「春の手品師」は、思春期って、なんだか自分勝手で、でもどうしたらいいのか自分の気持ちも分からなくて、持て余していて、なんだか痛々しい。そんな風に感じました。

2014年07月19日 (土) | Edit |
夏期限定トロピカルパフェ事件 / 米澤 穂信



小市民シリーズ第2弾です。

相変わらず表紙がかわいいですね(´▽`)
高校2年生になった小鳩くんと小佐内さんが互恵関係を保ちながら、小市民を目指します、と書きたい所ですが、話が複雑になってきました。
今回は、小さな日常の謎を解きながら、大きな事件を巻き込こしていきます。
前作より、さらに面白くなっています。
小さな謎がすべて伏線となり、最後の出来事に繋がっていて、非常に考え抜かれた作品です。
小佐内さんの頭脳と行動力が、物語を複雑に面白くしています。
そして、まさか、あんな終わり方になるとは思いませんでした。
こうなってくると続きがとても気になります。
次作の「秋期限定栗きんとん事件」早く読みたいです!

2014年07月17日 (木) | Edit |
がんばっていきまっしょい / 敷村 良子



進学校である松山東高校になんとか入学した悦子は、女子ボート部を設立し、初心者ばかりの仲間を集める。

とても有名な作品ですが、読んだことがありませんでした。
元気が出るような、印象に残る良い題名ですね(´▽`)
題名通り、青春物語そのものでした。
「坊っちゃん」の舞台となった松山東高校に主人公の悦子は進学しました。
悦子は、葛藤や、劣等感を日々感じながら過ごしています。
そんな日々の中、ボート部に心血を注ぎ、挫折や達成感、そして友情、ほのかな恋愛があったりします。
こんなのは、学生の時しか経験できない特別な時間ですね~。
ただ、ボート部というには、私の身近にはありませんでした。
競技も見たことがないので、イメージが湧きにくかったです。
映画にも、ドラマにもなってるので、そちらも見ると面白そうです。

文庫の方を読みましたが、こちらはかなり書き直されているそうです。
良いシーンやセリフが削られているようで、それだけが残念です。