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2021年04月17日 (土) | Edit |
小説家になろう
愛されないのは寂しい ~モコモコくまちゃんがやって来た~
/ xoxo


見た目は地味だが気立ては良い、貴族令嬢のセレステ。何も悪い事はしていないのに、素敵な婚約者に嫌われてしまい……。これではきっと婚約破棄されてしまうわ……とセレステが悲嘆に暮れていると、天から救いの手が差し伸べられた。

面白かったです(´▽`)
地味で引きこもりな二十歳のセレステ伯爵令嬢は、ボンディ侯爵夫人の仲介で、会ったことのないエリシャ・アディンセル伯爵と婚約することになりました。
とても美形なエリシャを見て、セレステは一目惚れしてしまうのですが、エリシャの方は…。
色々、好きなシーンがあります。

セレステがエリシャに冷たい態度を取られ、その後の面会を2回続けて仮病を装い拒否した後に、2人が出会う場面です。
正直者のセレステが可愛すぎて…これはエリシャも好きになってしまいますよね。
その後、なんとか誤解を解こうと頑張るエリシャですが…。

セレステがエリシャと大喧嘩をするシーンも好きです
いつものごとくクローデットが…、今度はセレステの家にまでエリシャを追いかけてきた時です。
普段はおとなしく控えめなセレステがキレます。
「私に良い人である事を押し付けないで。ヤキモチをやいたらいけないの? 
あなたを好きだとつらい――もう私、あなたの事が嫌いになりそう。もうクローデットさんと出て行って! 
本当に嫌! 顔も見たくない!」

しばらく会えなかったボンディ侯爵夫人の話しでエリシャがさらに後悔と反省をするシーン。
「何なのだろう。次々後出しで重要な話が出て来るのだが……」

セレステは慌てると余計な事を口走ってしまう悪癖があるのも面白くて(´▽`)
モコモコくまちゃんは不思議な存在でした。
そしてサイツ侯爵…ド変態でした。
全体的にコミカルで楽しく読了しました(´▽`)
ただ、その後のセレステとエリシャラブラブも読みたかったです。

★★★★★


2018年06月25日 (月) | Edit |
いばらの本性 / USA



新人検事の相馬は眉目秀麗で勤勉な検事・三条に憧れている。ある日、三条の仕事を手伝うため証拠保管庫で2人きりになった。

三条さん、ガラリと雰囲気が変わるのが良かったです。陥没も良いですね♪
相馬は至って普通のキャラなのですが、こちらもけっこう変貌し攻めキャラにかわります。三条さんのギャップが良かったです。
短編もありましたが、体毛の方はあまり好みではなかったです(^▽^;)
北風と太陽の方はもう少し、お話が長かったら良かったかも。
「カバー下も見てね」をpixivで見ることができました。
日常な様子を知りたかったので嬉しい♪こんなのを本編に入れてほしかったな。


2016年12月13日 (火) | Edit |
〆切本



作家の様々な〆切にまつわる話があり、とても面白いです。
現在の方だけじゃなく夏目漱石、谷崎潤一郎、江戸川乱歩まで…幅広いです。
締め切りを守らない作者、きちっと守る作者、そして編集者、それぞれ味わい深いです。
装丁がセンスありますね。これは読みたくなります。
なんだかこの本を読むと、作家先生たちが身近に感じられます。こんな様々なご苦労があるんですね。また言い訳や開き直りが面白かったです。
締め切りを守らない人のお話が多かったので、吉村昭の「早くてすみませんが……」や、村上春樹が逆に印象に残りました。
こんなに締め切りを伸ばす人や、締め切り日を過ぎてから書き出す人がいる中で、締め切りを守る人たちが、やけに立派だと感心しました(^▽^;)
山口瞳の向田邦子が遅筆で悪筆だと書いているのも意外でした。そうだったのかぁ。
長谷川町子さんのマンガも面白かった。マンガも大変です。
胡桃沢耕史の境遇の変わりようもすごかったです。これは確かに魂が歪んでしまいますよね…(ーー;)

作家って大変なんだなぁ~としみじみ思いました。
作家になりたいなんて大それたことを夢見ていた頃もありましたが、とんでもないことです。
誰かが苦労して書いて下さったモノを、家でゴロゴロと寝ころびながら読めるのは幸せなことですね。


2016年02月21日 (日) | Edit |
ベスト・エッセイ 2015 / 日本文藝家協会



2014年に新聞等に発表されたエッセイから74編を厳選。

色々な方のエッセイを読めるのは贅沢で、飽きません。
文章が長めのや短めなど様々なのも面白く、次はどんなエッセイだろう?と、どんどんページを捲っていきます。
選ばれたエッセイはとてもバランスが良く、雑学も色々と知って面白いです。

印象に残ったものは沢山ありますが、アーサー・ビナードさんの焼夷弾のお話は驚きました。
日本に落とされた後、もっと大量に朝鮮半島に落とされ、さらに十倍以上の焼夷弾がベトナム戦争で使われたこと…知りませんでした。
そして、それらの焼夷弾を運んだ米軍機が日本の基地から飛び立っていたこと……ショックです。私のように、そのことを知らない日本人は多いのでしょうか。

中野京子さんの黒い眼と青い眼のお話も驚きました。そうだったんですか!
ホテルの部屋って、やたら暗くて見えづらいなぁと常々思っていたのは私だけじゃなかったんですね。安心しました。

川上未映子さんのトイレのお話、楽しいです。家族がみんな優しいなぁとほんわかした気持ちになりました。
辛酸なめ子さんの年賀状のお話、穂村弘さんの準備が早すぎるお話、平松洋子さんの野生動物の肉の味は料理前に決まっているお話、色々なお話が満載です。
竹内政明さんの「悔いの種や赤面の実をまき散らしながら、人は毎日を生きている」の言葉、好きです。

違う年の「ベスト・エッセイ」も読みたいです(´▽`)


2015年02月04日 (水) | Edit |
忘れられない一冊 / 週刊朝日編集部



各界の著名人82人が綴る、大切な思い出に寄り添う「本」の話。
週刊朝日2006年6月~2013年9月に連載された「あの本」、および「忘れられない1冊」を再構成したもの。


それぞれが見開き2ページ分と短いですが、どのお話もきちんと纏まっていて面白いです。書き手さんの力量を感じます。
色々な本が出てきます。自分が好きな本というわけではなく、一冊の本にまつわるエピソードが綴られています。

辻村深月さんが小野不由美さんのファンなこと、高野秀行さんの絶体絶命の出来事、中野京子さんの天才詩人?のお話、山本譲二さんが刑務所で読んだ本の黒塗りのお話、松田哲夫さんの拾った本がきっかけで編集者になったお話など、書き出せばきりがないくらい、どれもこれも印象に残りました。
松田美智子さんが紹介していたアガサ・クリスティーの「春にして君を離れ」は読んでみたいです。

思わず私にとって忘れられない一冊は何だろうな?と考えてしまいます。
面白い話もあり、深い話もあり、充実した内容の一冊でした。