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2014年06月09日 (月) | Edit |
非・バランス / 魚住 直子



第36回講談社児童文学新人賞作品です。

なかなか、重苦しいお話です。
けれど、あっという間に読み終わります。
題名が内容とピッタリです。

小学生の頃にイジメられ、転居と中学進学を機に、「クールに生きる事」と「友達をつくらない事」を決めた中学2年の女の子。苦しい時、大人の女性・さらに出会い、心を開いていきます。

今、いじめられている子や、苦しんでる子に読んでほしいです。
そして、少しでも勇気を持てたり、救われたりすることを心から願います。

そして、この物語はさらを通じて、大人の絶望や弱さも描いています。
苦しんでいる二人が出会い、成長し、前へ進もうと決意します。
さらは最後に、とても厳しい決断をします。
不器用な生き方のように感じてしまうけれど、誰でもバランスが取れない時がある。
それでもバランスを取ろうと、必死になって人は生きていくのでしょう。

文庫本の方は、96年に刊行された単行本を大幅に加筆・訂正したそうです。
私が読んだのは単行本の方でした。どんな風に変わったのか気になりますね(・.・;)

ちなみに、魚住 直子さんの本は「園芸少年」が好きです。
とても良かったです(´▽`)