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2014年05月20日 (火) | Edit |
透きとおった糸をのばして / 草野たき



読みやすい本が読みたい、今の気持ちにピッタリでした(´▽`)
すらすらと読める上に、読了感もすごくいいです。
第40回講談社児童文学新人賞受賞作品です。
児童文学、好きです。

中学2年生でテニス部の香緒。同じ部活の、親友だと思っていたちなみが離れてしまった。香緒は仲直りして、もとのように仲良くなりたいと、ずっと待ち続けている。
両親が海外出張中で、しっかりしていて面倒見のいい、いとこの大学院生・知里と平和に暮らしていたが、、ふられた恋人を追って上京してきたるう子も一緒に暮らすことになり、珍妙な三人の共同生活が始まる。

人間関係で悩んでる学生の子たちが、この本を読めば少し気持ちが楽になるんじゃないのかなって思います。
何が正解か分からないけど、自分が納得して、前へ進められたら、もうそれで十分だと思えるような気持ちになります。
香緒もるう子も知里も、自分の思い通りにはいかなくて傷ついて苦しんでいたけれど、最後はスッキリと前へ進んでいくので、一安心です。

題名の意味も読み終わると分かります。
知里がるう子との関係を「見えない細い糸」と言いますが、今までそんな風に考えたことなかったのですが、私にもそんな子がいるなぁと、つくづく思いました。
読み終わってから、疎遠になった、ずっと会ってないその女の子との思い出ばかりが蘇ってきます。
誰にでも、そんな人が一人は居るのかもしれないですね。

草野さんのハチミツドロップスリボンも良かったです(´▽`)
他の作品も読みたいです。