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2014年05月06日 (火) | Edit |
午前零時のサンドリヨン / 相沢沙呼



第19回(2009年度)鮎川哲也賞を受賞し、作者様のデビュー作でもあります。

ポチこと須川が、高校に入学し一目惚れしたクラスメイト・酉乃初。
初はいつも一人でいて、ほとんど笑うことのない女の子。
けれど、放課後にレストラン・バー「サンドリヨン」でマジックを披露する彼女は、別人のように明るくにこやかに笑い、自信に満ちている。

読みごたえ、ありました。
最初は読むの時間かかるかなぁと、思っていたのですが、主人公のポチが親しみやすいキャラで、文章が軽くスイスイと読みやすいので、一気に読めてしまいました。
マジックが得意だけど、人間関係に臆病な初が、日常の謎を解き明かすお話ですが、恋愛、青春時代独特の葛藤や将来への不安、いじめなどの重い出来事もあり、物語は複雑になります。
初と中学が同じだという八反丸芹華が登場し、どんどん面白くなります。

事件の謎も、最後はスッキリと解決され、気持ちのいい終わり方です。
ラストのポチと酉乃のやり取りも微笑ましいですね。
面白い作品で、満足です。
次作のロートケプシェン、こっちにおいでも読みたいです。
初と芹華、また仲良くなってほしいな。