FC2ブログ
2014年07月04日 (金) | Edit |
門 / 夏目漱石



「三四郎」「それから」「門」の三部作、読み終わりました~(´▽`)

「それから」の終わり方が、あんなだったのと、「」という、題名が少し恐ろしいような雰囲気があったので、不安を感じながら読み始めました。
けれど物語は、何もかもが終わった後の、宗助と御米の静かで質素な淡々とした日常が語られています。
二人は色々なモノを失い、希望を持たず、何かあっても「仕方がない」という、諦め感が漂う生活をしています。
心の奥底では常に罪悪感を抱えており、二人を苦しめています。
けれど、後悔しているわけではありません。仕方がなかったのです。
お互いが大事で、それを手に入れた二人は、それ以上を望んでいません。
二人のささやかな生活を大切にしながら暮らしています。
じんわりと心が温かくなるような作品で、とても良かったです。

素晴らしい三部作でした。
この時代の生活や、世間の考え方など、今とは随分と違う様子も読んでいて面白いです。

2014年06月16日 (月) | Edit |
坊ちゃん / 夏目漱石



昔に一度、読んだことがあるのですが、内容まったく覚えてないなぁ、と、ふと思い、借りてみました。最初から最後まで、何も覚えてなかったので、新鮮な気持ちで読むことができました(^▽^;)
ホントに、一度しか読んでない本は、何年か経つとほとんど内容忘れてしまいます…。

内容覚えてないので、途中、山嵐ってそんな人だったの?と、坊ちゃんと同じように騙されたり…(ーー;)
山嵐がおかしな下宿先を坊ちゃんに紹介したので、うっかり赤シャツのことを信じてしまいましたよ…。
それにしても、赤シャツやりたい放題ですね(ーー;) だいぶ驚きました。
校長も、どう言いくるめられるのか、赤シャツの言いなりになってますよね…。
団子や蕎麦を、外で食べられないのもあんまりですね。ひどいです!
こんな不自由な場所で教師をするくらいなら、東京で清のそばで暮らしているほうが、よっぽどいいですね。
赤シャツがそばにいる限り、ここで教師の仕事を続けるのは大変です。
山嵐もうらなり先生も、次はいい職場で働けるといいですね。
それにしても、一か月間で、すごい騒動です。
あっと言う間の出来事だったんですね(・.・;)


2014年05月25日 (日) | Edit |
それから / 夏目漱石



学業を終えてからも、働かず、親から生活費をもらい、のんびり暮らしている30歳の代助。これまで親や兄嫁が勧める縁談を全て断ってきたが、親友の妻・三千代への恋を認識しはじめる。

こんな三部作あるんですね。三四郎が出てこないのがガックリでした。
そして、こんなに主人公に共感できない作品も珍しいです。
以前、三千代を棄てたのに今になって……って思っちゃいますね(ーー;)
けれど、代助だからこそ、この物語が完成するんですね。

題名の「それから」の意味は最後まで読まないと分からないです。
普通なら学業を終えたら、仕事を探し、働き、そのうち結婚し家庭を作ります。
けれど代助は、三千代以外の何もかも(親・兄弟・親友)を失ってから、ようやく仕事を探しに行きました。
代助の「それから」が始まります。
門野さん。僕は一寸職業を探して来る

今後の代助と三千代のことは一切描かれていませんが、「それから」に辿り着くまでの物語なのでしょうがないですね。
こうなってくると、三部作の最後「」も、あまり楽しい内容ではなさそうな雰囲気ですが、最後まで読みたいです。

2014年04月29日 (火) | Edit |
三四郎 / 夏目漱石



とても読みやすいのですが、読み慣れない漢字や言葉が多く、思いのほか読むのに時間がかかりました(・_・;)

高校を卒業した三四郎が、熊本から東京に上京し、今の東京大学に入学します。
三四郎が新鮮な気持ちを味わったり、めずらしいものを見聞きしたりするたび、読んでいる私も、同じように感じながら読むことができました。
この時代の雰囲気が、三四郎を通してリアルに伝わってきます。
東京で色々な人と出会い、勉強し、恋をする青春物語です。
三四郎が恋をする美禰子や、広田先生、与次郎、野々宮兄弟、みんな個性が強くて面白いです。

熊本から東京に向かう電車で、偶然会った人妻に誘われるなんて、三四郎もなかなかですね。
そして、何も起こらなかったのが、三四郎らしくていいですね(´▽`)

三四郎が、東京中をあちこち歩き回っているので、地名がよく出てきます。
東京の地理や、今の雰囲気をよく知っていれば、もっと面白いんだろうなぁと思いました。
私は、東京に行くこともなく、地名もよく分からないので、そこは残念でした(ーー;)

三四郎の心情が細かく描かれていて、面白かったです。
三部作、好きです。次はそれからです。
楽しみですね(´▽`)