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2015年08月09日 (日) | Edit |
くるくるコンパス / 越谷オサム



さえない中学将棋部の男子三人カズト、シンヤ、ユーイチは、転校してしまった部活仲間の佳織に会うために、京都行きの修学旅行を飛び出して大阪へ奔走する。

ずっとハラハラしました~不良グループに絡まれた所なんか、もう……恐ろしいです。
そもそも、京都から大阪って遠すぎるし……読み始めは不安しかなかったです。
不安すぎて、越谷さんの作品じゃなかったら、最初の方で読むのやめてたと思います…。
けれど、読み進めると中学生男子の予想よりもはるかに雑な計画に、もっと不安になりました…(ーー;)

それにしてもユーイチの一途さがスゴイ!ここまでして会いたいなんて…会うどころか家を見るだけで良かったなんて…けな気すぎる。
私も元気で勇気のある佳織が好きです。あの田沼に刃向うなんてスゴイです。
田沼みたいな理不尽な先生って、どこの学校にも一人はいますよね…(ーー;)

なんだかんだと面白かったです。大冒険ですね。絶対にこんなことしちゃダメですけどね(^▽^;)

2015年01月05日 (月) | Edit |
ボーナス・トラック / 越谷オサム



第16回日本ファンタジー ノベル大賞優秀賞です。

ハンバーガーチェーン店で働く草野哲也は、へとへとに疲れた深夜の仕事帰り、ひき逃げ事件を目撃する。被害者の大学生・横井亮太は幽霊となり、草野につきまとうようになる。

題名の「ボーナス・トラック」は、物語とどう関係するのだろう?と思っていましたが納得の題名です。

越谷さんの作品は相変わらず面白いです。越谷さんのファンタジー作品は初めて読みましたが、亮太が幽霊になったこと以外はとてもリアルで、最初から物語に引き込まれました。
亮太は幽霊だけど、明るくひょうひょうとしていて、悲壮感を感じさせないのですが、そんな彼だからこそ、ふと表れる悲しい本音にしんみりします。

草野さんが社員として働いてる、ハンバーガーチェーン店での業務内容も、興味深かったです。
そして、要領が悪く仕事に追われて、毎日疲れ切った状態だった草野さんが、亮太のおかげで自分のペースを取り戻し、少しづつ変わっていく様子も良かったです。

他の悲惨な事件の幽霊が登場した時は辛くなりましたが、しょうちゃんや、明日香お嬢様、だいちゃん、みんなの頑張りと優しさが心に染みわたります。
さすがは越谷さんですね(´▽`)
切ないけれど温かい作品で、とても良かったです。

2014年09月15日 (月) | Edit |
階段途中のビッグ・ノイズ / 越谷オサム



伝統ある軽音楽部で、たった一人で頑張ってきた神山啓人だが、だめな先輩のせいで廃部になってしまう危機が訪れた。幽霊部員だった伸太郎に引きずられ、周囲の冷たい視線の中、顧問とメンバーを探し始める。

題名の意味は何だろう?と思いながら読み始めました。
読み始めると、なるほどの題名です。
すごく面白かったです(´▽`)
後半は時間が経つのも忘れて集中して読んでました~。
個性的な登場人物もみんないいし、青春!な物語です。
普通なら友達にならないような、性格の全く違う4人のバンドメンバーです。
気弱な啓人、猪突猛進な伸太郎、モテモテで愛想のいい勇作、のほほんとしているように見える徹。言い合いもするし、意見も合わなかったりするけど、お互いを認め合って力を合わせます。
伸太郎は、周りの状況とか空気と一切考えず、思ったことや言いたいことはバンバン言います。校長先生にも直談判したり、理不尽な教師には食ってかかる所なんかはスッとするので、そんなところに好感を持つ徹の気持ちが分かります。
バンドのメンバーじゃないけど、亜季が好きです。沼尻にあんなこと言っちゃうなんてスゴイ!
読み終わった後のこの爽快感、すごい気持ちいいです!
続巻も楽しみです!

もう一度、伊藤たかみさんの「ぎぶそん」も読みたくなってきました(´▽`)
前に読んだ頃は「ぎぶそん」の意味も知りませんでしたが…(^▽^;)

2014年08月05日 (火) | Edit |
いとみち 三の糸 / 越谷オサム



いちみち」三部作の完結編です。
いとも、ついに高校三年生になり、メイドカフェにも後輩ができました。

ついに終わってしまいました~(>_<)
今回、いとっちがチハルに、激怒して怒鳴る場面が一番良かったな~(´▽`)
津軽弁がまた一段と気持ちが強く伝わる感じがして、いとっち、かっこよくてスカッとしました。
最初バイトを始めた頃は、あんなにオロオロ、オドオドしていたいとが、店中に聞こえるような大声で後輩を叱ることが出来るようになったんですから、びっくりです。
コイちゃんとのゆっくりペースの恋や、将来のことを考えたり、大変な受験があったりと、忙しい一年でしたね。
いとっちは大学生になっても、変わらず、まじめに色々なことに取り組むんだろうなぁ~。

この三部作は、まさしく青春物語です!
そして、終わり方も青春物語らしいものでした(´▽`)

2014年07月10日 (木) | Edit |
いとみち 二の糸 / 越谷 オサム



津軽弁の訛りが強く、三味線の得意な相馬いと。
高校2年生になりバイト先のメイドカフェでは、何故か先輩たちから避けられ、学校では親友の早苗とケンカをしてしまう。


やっぱり「いとみち」面白いです(´▽`)
色々ありながらも、女子高生らしい日常を送っていて楽しそうです。
こいちゃんも初登場で、面白くなってきました。
登場人物が多いのが、また面白いですね。
店長、幸子、智美、オーナー、それぞれエピソードがあって、いともそれに一喜一憂して物語が面白くなります。
元気な智美が、上京してしまったのは寂しいですが…。

次回は、こいちゃんと何か発展があるのでしょうか?
奥手そうな二人の様子がかわいいですね。
三の糸も楽しみです!