FC2ブログ
2015年05月28日 (木) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖 6 ~栞子さんと巡るさだめ~
/ 三上 延




今回は一冊まるごと「太宰治」のお話でした。
かつて栞子に大けがをさせた田中敏夫が仮釈放の身で再び登場し、別の太宰治の「晩年」を探してほしいと依頼してきます。
この回は登場人物が多く、人間関係が複雑でした。
あれっ?この人誰だっけ?…記憶力が衰えてきた私は、そんなことを繰り返しながらなんとか読み終えました。
古書に対する信じられないくらいの執着、執念深さが怖いくらいです。
人間関係がまたドロドロで……シリーズももうラストに近づいてきたようです。

栞子さんが「二度と、あんなことはしない」と言ったことが嬉しかったです。

次巻も楽しみです。


2014年11月30日 (日) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~
/ 三上 延




今回は、謎だったせどり屋の志田さんの過去が明らかになります。
そして、栞子さんの唯一の友達・滝野リュウが登場します。
リュウちゃんは、とてもさっぱりしていて、ハキハキしていて好感が持てます。

この巻では、各短編の終わりに「断章」があります。
いつもは五浦くんが語っているのですが、その「断章」では、志田さん、リュウちゃん、栞子さんが語っていて新鮮です。
それぞれに古書も登場していて面白いです。
そして、エピローグを読んでから気づくプロロ―グ。
色々と工夫があり、楽しいです。

古書では、読んだことのある手塚治虫の「ブラック・ジャック」が登場したのが嬉しいです。手塚氏が、多くの作品を同時進行で描いていたことに驚きました。

リチャード・ブローティガンの「愛のゆくえ」と、手塚治虫の「ブッダ」読みたくなりました。

とうとう栞子さんと大輔君の関係に進展がありました。
三上さんが「物語は折り返し地点を過ぎて終盤に入っています」と書いています。
この巻のラストでは、不穏な空気が漂い始めたところで終わっています。
次巻が楽しみです。

2014年10月06日 (月) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~



今回は1巻まるごと江戸川乱歩にまつわる相談事の長編です。

江戸川乱歩…私は読んだことがありません。
なんだか、表紙からして、おどろおどろしい雰囲気があって怖くて手を出したことがありませんでした(ーー;)
けれども、江戸川乱歩を一度も読んだことのない私でも、ストーリーも薀蓄もとても面白かったです。

急にかなり色々なことが進展しました。

栞子さんの母親・智惠子も堂々と登場しました。
娘たちを置いたまま家を離れて、何をしているのか分かります。
妹の文香ちゃんは物分かりが良すぎるなぁ。
10年以上も全く会いに来ず、連絡も入れなかった母親に対して満面の笑顔で熱烈歓迎できるって……。
ラストでは、母親が高校生の文香を家に一人残して家事と店番をさせて、栞子を数日の旅行に誘おうとします。
何もかもが、この人らしいです。本の為なら、何をしようがお構いなしです。
そんな中、大輔さんの存在が大きくなってきました。
大輔さん、いきなり思い切りましたね。栞子さんはどんな返事をするのでしょう?

ヒトリ書房の井上さんが、なぜ智惠子を嫌っているのかも分かりました。
今回は栞子さんたちに協力までしてくれます。とりあえず安心しました。
母親のせいで、栞子さんまで嫌われているなんて気の毒でしたから。

次巻はどんな古書が登場するのでしょうか?楽しみです!

2014年09月16日 (火) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~
/ 三上 延




今回の古書は、
第一話 ロバート・F・ヤング 「たんぽぽ娘」
第二話 タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの
第三話 宮澤賢治 「春と修羅」
です。
プロローグとエピローグは栞子の妹・文香が語ります。
それにしても、文香は栞子さんが「クラクラ日記」を探していることを知らないのでしょうか?知りつつも…でしょうか?

第一話では、栞子さんと五浦さんが本の市場へ出かけます。
古書交換会なるものがあるとは知りませんでした。
五浦さんがヒトリ書房の井上さんに、
「この人が犯人だったら、被害が1冊で済むはずがない。めぼしい本を根こそぎ持っていったはずだ!」
と、言っちゃう場面が面白かったです。井上さんも、その言葉で納得してるし…(^▽^;)

今回は、栞子の母・智恵子さんの伏線が多かったです。
次回は、もう少し進展あるのでしょうか?

このシリーズ、とても読みやすくていいのですが、家族や親族が仲良くない話と本泥棒の話が多いですよね(^▽^;)
次巻、どんな古書が出てくるのか楽しみです(´▽`)

2014年06月01日 (日) | Edit |
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと謎めく日常2
/ 三上 延




坂口三千代 『クラクラ日記』
アントニイ・バージェス 『時計じかけのオレンジ』
福田定一 『名言随筆 サラリーマン』
足塚不二雄  『UTOPIA 最後の世界大戦』

相変わらず表紙がステキですね(´▽`)

一巻よりも、こちらの方が面白く感じました。
今回のようにサスペンスがない雰囲気の方が好きです。まぁ、シリーズ物ですので、違う巻はまた雰囲気が変わるのかも知れませんが…。
作者様も「物語はようやく本編」だと言っておられますし、どう物語が展開していくのか楽しみです。

今回は、小菅奈緒の妹・結衣が登場したり、大輔の元カノ・高坂晶穂が登場したりと中々楽しいです。
晶穂の家族との関係の話が、興味深く読めて、良かったです。
自分の思いを口に出せない性格が、父と姉と晶穂、みんな似てることが分かって、最後は微笑ましいですね。

そして、またまた古書のことを色々と勉強できます。
私は、古書について、ほとんど知らないので、栞子の薀蓄には感心するばかりです。

ただ栞子の胸のくだりが多いですね。雰囲気をぶち壊してるだけのような気がするのですが…。今回は特に、栞子がわざとしてるみたいな、変なイメージがついてしまいそうです(ーー;)
私が女性だからそう感じるだけなのでしょうか?たぶん、そうなのでしょうね(ーー;)

それはともかく、次巻はどんな古書が登場するのか楽しみです(´▽`)