FC2ブログ
2020年05月01日 (金) | Edit |
そらのだいじな旦那さま
/ 野原 滋




難産の末に母が亡くなったせいで父に疎まれ、双子の姉の身代わりに人質として新興の小国に嫁がされた捨(すて)。しいたげられた生活の中でも捻くれることなく無垢なままに育った捨は、強く優しい夫の高虎に「空良(そら)」という名前を与えられ初めて生きる意味を見つける

そらは領主の父親に捨てられ、名前すら無く過酷な生活をしてきました。
その生活しか知らなかったので、それが不幸だとも思わず、ただ仕事と食糧のことを考える日々でした。
そんなそらは、双子の姉の身代わりとして隼瀬浦という国に嫁ぐことになり…高虎と出会います。
高虎に守られて甘やかされるそらが可愛い(´▽`)
そらは、これまで厩番の夫婦くらいしか、人と接することなく育ってきたので、丁寧な言葉を話せることにはちょっと違和感がありましたが(^▽^;)
魁傑と次郎丸のやり取りも楽しく、ほんわかと温かい気持ちで読了しました。
続編もぜひ読みたいです。

★★★★★

2019年10月15日 (火) | Edit |
気高き愚王と野卑なる賢王
/ 野原 滋




敵国・兎乃国に攻め入られ、ついに城陥落の日を迎えた壬乃国。その日、父王から引き継いで即位したばかりの壬乃国新王・秀瑛は人質として捕えられ、屈辱的な奴隷生活を強いられることに…

秀瑛は気高く真面目で素直な性格なのですがで、壬乃国に居た時から一人で小屋で暮らし、質素で厳しい生活をしていました。生け贄として育てられていたのですが、それが皇子としての義務だと何の疑いも無く信じ込まされていて…不憫です。
兎乃国に囚われてからも奴隷として辛い生活を強いられます。
そんな中、窮地に陥った秀瑛は兎乃国の若き王・瑞龍に助けられます。
秀瑛はとても無欲なのですが、本を読んだり、散策をしたり…ようやく穏やかな日々を過ごします。
頻繁に部屋を訪れる瑞龍にも、少しずつ心を開いていきます。
お世話をしてくれたミトも優しい子で、瑞龍に助けられてからは安心して読めました。瑞龍が秀瑛に甘々なのが楽しいです♪
★★★★

2018年02月06日 (火) | Edit |
買われた男 / 野原滋



先輩に裏切られ、ヤクザの主催するオークションにかけられてしまったフリーターの孝祐。そんな孝祐を買ったのは、広大な屋敷に住む浮世離れした書道家の桐谷親子だった。

孝祐は裏切られて売られてしまうのですが、とっても前向きで義理堅い性格なので、重々しい雰囲気はなく明るくて読みやすいです。
今まで父の庸一の言葉に縛られて、我慢しながら生きてきた宗司の突然のキレっぷりが良かったです。
宗司は寡黙ながらも、最初から孝祐に優しかったですね。
溝口も、宗司が庸一から離れてからは、弟の為にあれやこれやとしてくれて弟想いですね。庸一はねちっこいので、溝口の協力なしではかなり厳しいですよね。
「縄酔い」がまた良かったです。二人のラブラブぶりもよく伝わります(´▽`)


2017年07月18日 (火) | Edit |
犬、拾うオレ、噛まれる / 野原滋



別れた恋人である予備校教師、貴史へのストーカー行為が止まらない紺。ある日、紺のもとに宅配業者を装った怪しい男が現れる。飄々としたその男テツローは紺のストーキングを阻止するために貴史が雇った便利屋だった。

前半と後半でまるで雰囲気が違います。
途中、まるでサスペンスのようで、BLとは思えないストーリー展開にハラハラドキドキ夢中で読んでいました。
怖いシーンもありますが、全体的に明るい雰囲気で描かれているので読みやすかったです。
紺がなぜ感情を出せないのか、なぜ味覚がないのか…全てが繋がっていて、切なくなります。けれど、みんなに愛されていて、みんなに見守られていることが分かって温かい気持ちになりました。今はテツローが存分に甘やかしてくれてるので安心です。
なかなかに素直じゃない紺ですが、そこがまた可愛いですね(´▽`)
とても面白かったです!


2016年06月24日 (金) | Edit |
愛されたがりの嘘つき / 野原 滋



辣腕社長の朝倉と、朝倉を支える有能な秘書・椎名。社外ではセフレとして関係を持っていた二人だが、ある夜、朝倉が怪我で記憶を失ってしまう。

BL小説です☆
題名が内容とぴったりですね。
椎名が関係を長引かせるためだけに、ゲームだと思いながら違う自分を演じるのは、ちょっと辛い状況でした。
椎名が朝倉に正直な気持ちを伝え、関係解消を告げる場面は切なくて泣きましたが、ちゃんと気持ちを伝えられてよかったと安心しました(´▽`)
やっぱり記憶喪失前の関係は良くないですよね。