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2017年06月01日 (木) | Edit |
旅猫リポート / 有川 浩



ぼくはオス猫のナナ。5年前にサトルに拾われ、幸せにくらしてきた。事情があってぼくを手放さなくてはならなくなったというサトルは、引き取り手をさがすため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。

最初の方はほんわかした気持ちで読んでました。
けれど、そんな大切なナナを引き取ってもらわなければならない理由って何なんだろう?と、次第に疑問が芽生えてきました。

そして、トラマルの言葉とノリコさんが登場してからの場面は…泣きが止まりませんでした。
ノリコさんが不器用なので、余計に切なくなりました。
そして、サトルはずっと誰にも優しいです。
サトルが訪れた友達たちとのエピソードも微笑ましかったり切なかったりと良かったです。
ナナはとっても賢くて優しい猫さんですね。
とても素敵なお話でした。


2014年12月23日 (火) | Edit |
三匹のおっさん ふたたび / 有川 浩



「三匹のおっさん」の続編です。

最初にマンガで、前回のあらすじが説明してあるのが良かったです。
「三匹のおっさん」を読んでから月日が経っているので、どんな内容だったのか…細かい所をあまり覚えていなかったので、助かりました~。

最初のお話は、祐希の母・貴子さんのパート奮闘記です。
貴子さんが主役のお話が、新鮮で良かったです。
今まで働いたことのなかった貴子さんが、お肉屋さんで働きはじめました。
この職場は、貴子さんには合ってないのですが、頑張っています。

今回は、三匹のおっさん&祐希以外にも、重雄の息子・康生が主役の話などもあります。
そして身近にありそうな事柄が多く、物語を絡ませて上手に問題提起しています。
気持ちが暗くなるような事件などもあり、三匹のおっさん達と一緒に落ち込んだりしますが、爽快な気持ちになる場面もあるので楽しめます。

ラストに「好きだよと言えずに初恋は、」というお話がついています。
「三匹のおっさん ふたたび」と、雰囲気の違うお話だなぁ~と思いながら読んでいると「日下部くん。」の文字が!
植物図鑑」の日下部くんが登場していました。驚きました~。
日下部くんは子供の頃と雰囲気変わってないですね。
思いがけず、小学生の日下部くんに会えて嬉しかったです(´▽`)

2014年08月29日 (金) | Edit |
キケン / 有川浩



成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。日々繰り広げられる、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から「キケン」と呼ばれている、理系男子たちの黄金時代を描く青春物語。

理系男子大学生たちの部活メインの青春小説です。
久しぶりに有川さんの小説を読みました。
有川さんは、色んなお話を書けますね。
こんなお話まで描いちゃうところがスゴイです。

最後、うまくまとまってました~最高の終わり方です(´▽`)
元山が「キケン」のOBになってしまった複雑な気持ちがホロリときます。
もうあの場所は自分たちの場所じゃない……という気持ち、誰でも一度は持ったことがあると思います。
その、何ともいえない気持ちがググッと伝わってきます。
そして見開きの黒板スゴクいいですね(´▽`)

中一息子は表紙のイラストの内容が中身にもあったら良かったのにと言っていました。確かに面白そうですが……そうなるとラノベっぽくなっちゃいますよね。

2014年03月16日 (日) | Edit |
海の底 / 有川浩



自衛隊三部作の中では、私はこの「海の底」が一番好きです。
最初、巨大な赤いザリガニの大群が出てきた時は、これは読むの途中で挫折してしまうかも…と不安になりました。
けれど、不良隊員といわれる夏木と冬原と子供たちが潜水艦に避難したところからの物語には引きつけられました。
ここからいつ出られるか分からない不安な中での6日間は途方もなく長いです。
そして、高校三年生の望は女一人です。他の子供たちは年下の男の子ばかり12人。これは大変ですよね…。
その上、子供たちの関係は親たちのせいで歪んでいます。実際、こういう事はリアルにあるでしょう。
けれど、中学3年のいじめっ子の圭介が6日間で、今までの親の言動に疑問を抱き、親の刷り込みから脱皮し成長していく様は見所です。
面倒ばかり起こしてした圭介の成長ぶりに最後は爽快な気分になりました。
そして、女性と子供の扱いが苦手な不器用な夏木と、望の関係も良いですね。
短編集『クジラの彼』の中の「有能な彼女」に夏木と望のその後が描かれています。冬原の結婚エピソードのお話も入っています。

自衛隊三部作
 塩の街(陸上自衛隊)
 空の中(航空自衛隊)
 海の底(海上自衛隊)


2014年03月02日 (日) | Edit |
シアター!2 / 有川浩



有川浩さんの本、大好きです!
「シアター!」は有川作品の中で最も好きな作品です(´▽`)

財政難で解散の危機の小劇団シアターフラッグの主宰・巧は兄の司に300万円借ります。そして、司は2年間で返済できなければ即刻解散という条件を出します。

登場人物が多くて、みんな個性的で、読んでてスゴク楽しいです。
1巻では、司の魅力満載です。しっかりしていて、頼もしくて、落ち着いていて…
千歳が好きになるのも分かりますよね~(´▽`)
2巻では、劇団員たちが次々とクローズアップされ、人間模様が描かれて、それぞれの物語があります。
これが「シアター!」らしさだなって思います。
劇団員みんなメインなところが面白いです。
特に、千歳とスズのケンカシーン好きです。ケンカしなれてない千歳がかわいくて(´▽`)
3巻、早く出てほしいです(*´▽`*)
もう2巻が出てから3年経ちましたよね…(・.・;)