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2014年12月29日 (月) | Edit |
理由あって冬に出る / 似鳥 鶏



高校の芸術棟にフルートを吹く幽霊が出るらしい。幽霊を否定する必要に迫られた高島部長に協力を求められ、葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた!

プロローグと幽霊の噂が、どう繋がるのかな?と楽しめました。
探偵役の伊神さんと、助手の葉山くんのユーモア溢れる会話が可笑しいです。
伊神さんの個性的でマイペースで傍若無人な人柄がいいですね。主人公の葉山くんも気に入りました。
コミカルな雰囲気が読みやすいです。
題名も意味深な感じでいいですね。
表紙の眼鏡女子は誰なのか気になりました。雰囲気的には、高島さんか、柳瀬さんか…。登場人物の容姿がほとんど書かれてなかったのが残念です。

びっしり書いてある「あとがき」が面白いです。ちょっと怖い所もある本編だったので、最後に「あとがき」を読んでリラックスできました。
機械オンチな似鳥さんにも好感を持ちました。

シリーズ物なので、まだ楽しめると思うと嬉しいです。

2014年11月04日 (火) | Edit |
午後からはワニ日和 / 似鳥 鶏



「イリエワニ1頭を頂戴しました。怪盗ソロモン」凶暴なクロコダイルをどうやって?動物園の飼育員である桃本(モモ)、獣医の鴇先生や動物園のアイドル七森さん、ミステリ好きの変人・服部君など、個性豊かなメンバーが活躍する動物園ミステリ。

動物園というのが新鮮でした。文章も軽快でスラスラと進みます。
ほとんど知らなかった飼育員さんたちの日常や裏側も知れて面白いです。

主人公のモモくんは、爽やかな雰囲気で、女性にも優しく、真面目に仕事をこなすしっかりとした青年です。
私のお気に入りは変人の服部さんですが(´▽`)
鴇先生…すごかったですね。菊島の部屋の中にまで入っていったのには驚きました。その後は、さらに驚きましたが…(^▽^;)

ラストの犯人が分かったとき、なぜこんなことをしたのかが分かって、とても切ない結末でした。
本当に捕まってほしい悪人は別の人なのに……。
ずっと、楽しく読めましたが、最後は哀しい気持ちになりました。
ミステリとは、こういうものですよね。

あとがき、長くて面白いです。

続編は「ダチョウは軽車両に該当します」です。楽しみです!
題名からして、もう面白そうですね(´▽`)