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2015年08月02日 (日) | Edit |
りかさん / 梨木香歩



ようこが欲しかったのは「りかちゃん人形」だったのに、雛祭りにおばあちゃんから送られたのは市松人形の「りかさん」だった。

市松人形って怖いようなイメージがありましたが払拭され、かわいく見えてきました。
りかさんと、小さい本物のご飯を一緒に食べるのが面白いです。
男雛の冠の解決した場面なども可笑しかったです。
アビゲイルが戦時中に日本でされたことは本当に悲しいけれど、ラストは癒されて清々しい気持ちになりました。
人形たちを通して、人間の優しさ、エゴなどが描かれています。
読後は温かい気持ちになります。


2014年10月24日 (金) | Edit |
春になったら苺を摘みに / 梨木香歩



梨木さんは学生時代、英国に留学していました。さまざまな人種や考え方の違う人たちを受け入れ暮らしていた、下宿先の女主人・ウェスト夫人を中心に、出会った人々との交流を描いた初のエッセイ集です。

英国のカントリーな雰囲気が漂うエッセイ集で、海外小説を読んでいるような気持ちになります。
他民族との風習の違いに、悩み振り回されながらも、彼らを受け入れ続けるウェスト夫人。
「理解はできないが、受け容れる」ウェスト夫人の揺るぎなさは尊敬します。

梨木さん…なんてしっかりした人なんでしょう。一人で海外へ行ける人って、本当にすごいなぁ~と感心してしまいます。
英語もしゃべれるし、毅然とした態度も取れる。考え方なども、とても共感できました。
そして「私が命のように大事に思っている日本語の世界」という言葉も印象に残りました。さすが作家さんです。
ニューヨークに紀伊國屋書店があるんですね。
一体、どんな本が置いてあるのか覗いてみたいです。

読み終わった後、色々と考えさせられます。
たくさんの人に読んでほしいです。

梨木さんの本はこのエッセイ集の他は「西の魔女が死んだ」しか読んでないので、他の作品も読みたいですね。