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2014年10月28日 (火) | Edit |
さよなら、ベイビー / 里見 蘭



高校生のときに母親をがんで亡くし、その時自殺未遂をした後、高校にも行くことができなくなり退学し、4年間引きこもり続けていた雅祥。ある日、父が赤ちゃんを預かり、しばらく一緒に暮らすことになったが、世話をしていた父が突然亡くなり、母親も誰か分からない赤ちゃんと二人きりになってしまう。

引きこもりの青年と、赤ちゃんの組み合わせが面白かったです。

不妊治療や、望まない妊娠をした人や、色々な話が交差し、さらに引っ掛けなどもあり、時系列も様々なので、途中、頭がこんがらがりました(^▽^;)
最後はうまく、繋がりましたが、なかなかややこしいです。
読み終わってから、もう一度、ざっと確認の為読み返しました。
分かっていながら読んでも、少し複雑すぎる感じがしました。

ミステリーだと知らずに読み始めましたが、こういうミステリーもあるんですね。
雅祥の今後の様子も知りたいです。

文庫の表紙のイラストが好きです。

2014年10月21日 (火) | Edit |
ミリオンセラーガール / 里見 蘭



彼氏にフラれ、アパレルショップの店長もクビになった沙智だが、心機一転、ファッション誌の編集者を目指して出版社へ転職する。しかし配属されたのは、書店営業を行う販売促進部だった。

近頃は、「○○ガール」という題名の本が多いですね。売る側の戦略通り、思わず読んでいますが……ガールの話は好きなので(´▽`)

主人公の沙智には、あまり共感できませんが、仕事にやる気を出し始めてからは面白くなります。
それにしても、本を売るのは、ややこしいシステムがあるんですね。
本の流通の問題点をうまく物語に組み込んでいます。

辰巳さんの店に「七里ガ浜奇譚」を一冊も配本してもらえないのは衝撃でした。
酷いです。POP書いてもらってるのに…。
沙智は出来ないのに、「絶対に入れます」なんて簡単に言っちゃうし…。
結局、一冊も入れられず…ガッカリでした。
配本が難しいのはよく分かりましたが、こんなんじゃ、小規模な本屋さんは余計に本が売れなくなっちゃいますね。

書店で働くのは大変そうです。
お客からすると、本屋さんの棚を見るのは面白いです。店によって、力を入れてる分野が様々で…推してる本も様々で。
ここの本屋には、このマイナーな本があるけど、あっちの本屋には置いてない!とか。レジが女性店員ばかりの所や、男性ばかりの所や。

この本は、出版社側と書店側の実情がどちらも公平に描かれています。
現在の本の流通の、複雑で良くない部分がこれから改善されていくといいですね。