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2014年10月09日 (木) | Edit |
舟に乗れ! Ⅲ / 藤谷 治



3部作のラストです。長く感じました。
かなり重苦しいので、物語の最初の頃の、自信満々のサトルが懐かしくなるほどでした。

とりあえず金窪先生に謝罪できたことで、許してはもらえませんでしたが、引っかかっていたものがほぐれました。
南は…勝手だなぁ~という印象しか残りませんでした。
伊藤君はずっと良かったです。伊藤くんが居なかったら、途中から読むのがしんどくなったと思います。

読み終わった後は、スッキリという気持ちには到底なれませんでしたが、サトルがチェロを趣味として弾き始めたことに安心しました。

楽器と関わっている人なら、きっと何倍も楽しめると思います。
音楽も哲学も、私には正直難しかったです。
音楽の楽しさよりも、辛さや難しさばかりが印象に残ってしまいました。

私は単行本を読んだのですが、文庫本の方にはサトルと伊藤くんの27年後を描いたスピンオフ短編「再会」が特別収録されているそうです。
読みたいです!

2014年09月28日 (日) | Edit |
船に乗れ!Ⅱ 独奏 / 藤谷 治



前半は、1巻の雰囲気のままの平穏な雰囲気の内容でした。
後半は、もうひたすら重苦しいです。
重苦しいまま2巻が終わりました。
1巻の終わりの方で「運命の下り坂をずるずると落ちていって…」とありましたが、ここまでとは…2巻を読み終わった後は暗い気持ちになりました。

主人公・津島サトルが好きな南枝里子にも共感できませんでしたし、ラストの方のサトルにも共感できませんでした。
枝里子はサトルを避けるばかりで何も言わないし、鮎川さんの態度もサトルに対して酷すぎるし。
なぜ?こんなことに…?
思春期……プライドが高くて、自分のことしか考えられなくて、とても残酷な部分があって…それらが全て表れています。

今後どうなるのでしょうか?
次巻の3巻で完結です。

2014年09月13日 (土) | Edit |
船に乗れ!Ⅰ合奏と協奏 / 藤谷 治



チェリストを目指す津島サトルは芸高に落ちてしまい、おじいさまが学長をしている新生学園に入学することになった。男子1年生が6人しか居ない中、フルート専攻の伊藤と出会い、ヴァイオリン専攻の南に恋をする高校1年生の頃のお話です。
三部作の一部です。

音楽に打ち込むサトルの色々な感情が痛いくらいに伝わってくる、青春そのものの物語です。後半になるにつれて盛り上がってきます。
音楽といえば「のだめカンタービレ」ですね。とても面白いマンガで全巻持っています。楽器は全くできないのですが、音楽にまつわる本を読むと、少し音楽のことが分かったような気になります(^▽^;)
ソロの演奏と、合奏と協奏はあんなに違うものだとは…他の楽器と合わせるのって大変なんですね。

ラストの方で不安を予想させる「運命の下り坂をずるずると落ちていって…」と書いてあったので、楽しい気分がどこかに飛んでしまいました。
おじいさまの選んだ音楽の感動の余韻をもっと味わいたかった…不安がよぎらない楽しい気持ちで一巻を読み終わりたかったです。
過去を語る物語の手法が、あんまり好きじゃないことに今日気づきました(ーー;)
もう終わった過去のことなんだなぁ~と寂しい気持ちになってしまうからです……。

フルートの伊藤くんが気になりました。また登場するのでしょうか?
次巻楽しみです(´▽`)